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一、矢の根
二、加賀鳶
三、連獅子
夜の部が海老蔵、出ずっぱりと思いや昼の部もしかり。
迫力があったのは、巳之助との連獅子。 一緒に行った友人と、帰り道 ”「連獅子」よかったですね。巳之助の踊りにもキレがあって、”と。
更に、中車が本当に歌舞伎役者らしくなってきたのには流石です。
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指揮: 藤岡幸夫
ヴァイオリン: 木嶋真優
コンサートマスター: 戸澤哲夫
パーセル: シャコンヌ ト短調(管弦合奏のための)
ショスタコーヴィッチ: ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 作品77
エルガー: 交響曲 第1番 変イ長調 作品55
ショスタコのヴァイオリン協奏曲、お見事でした。
前回は五嶋みどりさんの渾身の演奏でしたが、それに匹敵する名演。 オケも素晴らしい。大好きな2楽章、木嶋真優さんのヴァイオリン、思わず踊り出したくなります。
エルガーも素晴らしかったし、暑い夏の土曜日の午後、足取り軽く鼻歌を歌いながら帰宅。
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指揮: チョン・ミョンフン
ソプラノ: 安井陽子
メゾ・ソプラノ: 山下牧子
合唱: 新国立合唱団
コンサートマスター: 三浦章弘
マーラー: 交響曲第2番 ハ短調 『復活』
Ⅰ. アレグロ・マエストーソ
Ⅱ. アンダンテ・モデラート
Ⅲ. スケルツオ:静かに流れるような速さで
Ⅳ. 原光
Ⅴ. スケルツオのテンポで
このホールで聴く『復活』 迫力あります。
でも、もう少しホールが大きい方がいいのかしら、とも思います。
お隣さんは 1楽章と2楽章の間、何分休むのでしょう?と時計をチラ見していました。 1分くらいだったでしょうか。 とにかく5分、ではなかったです。
最初、なんかわからないけれどちょっとちぐはく? と思いつつも、素晴らしいメッツォ、山下牧子さん。そして何と言っても 合唱です。 ただ一言 ”上手い!!お見事!!”
お隣さんと 「でも、やっぱりマーラーって支離滅裂ですよね」とめちゃクチャトークをしながら帰宅。
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17日までの展覧会、慌てて行ってきました。
NHKの日曜美術館で紹介される前に行かなくちゃ、と思っていたのですがバタバタしていて遅くなってしまいました。 何しろあれで紹介されると、急に混むのです。
ですので、混んでいました。
一番興味を引かれたのは 牧谿の「平沙落雁図」と 岩佐又兵衛の「瀟湘八景図巻」 多分、この「瀟湘八景図巻」は、前回の「岩佐又兵衛」の時に展示してあったのだろうが、印象に残らなかったのかもしれません。 今回はじっくりと、細かく描かれた、満月を愛でる人、月のない新月の様子など、なんともほのぼのとした絵を堪能。
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モーツアルト:ヴァイオリン・ソナタ ト短調 k.301
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調 op.78 「雨の歌」
シマノフスキ:神話 op.30
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ハ短調 op.45
アンコール
グルック:メロディ
とても楽しみにしていた 樫本大進&アレックス・バックス。ヴァイオリンの樫本大進目当てでチケットを買ったのですが、アレッシオ・バックスのピアノも素晴らしい!
モーツアルトのソナタ レシラソソ〜♪ と始まった途端、天鵞絨の肌ざわりを感じさせるヴァイオリンの音色。 そして、美しいピアノの伴奏。 オペラシティのホールに音楽が響き渡ります。
今回、『モーツアルトは2人の希望で、シマノフスキは僕のがどうしても弾きたかったもの、ブラームスの世界はこれからも取り組んでいって・・』と書いてありました。 モーツアルトからグリーグまで、2人の音楽の世界を堪能しました。 樫本大進は決まった伴奏者ではなく、多くの音楽家との出会いをとても楽しんでいるように感じます。
アンコールはグルック。 ヴァイオリン版では 「精霊の踊り」って言わないのですね。初めて知りました。
暑い1日でしたけれど、とても爽やかな2時間でした。
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秋葉権現廻船話
駄右衛門花御所異聞
発 端 遠州月本城下浜辺松浦の場
序 幕 遠州月本館の場
二幕目 大井川土手の場
遠州無間山お才茶屋の場
同 秋葉大権現の場
大 詰 都東山御殿の場
同 奥庭の場
元の御殿の場
1762年に初演された『秋葉権現廻船話』を基にした復活狂言。
「発端」うーーむ わからない。 そっ、よくわからないうちに話がどんどん進んでいきます。 途中に「忠臣蔵」?で、誰を待ってる? 内蔵助? じゃなかった、中車だった。陰腹を切っています。 エッ、今度は梶原平三?石切ってる? レレっ ついに勧進帳か!! むむ、『伊勢音頭』なんてパロディ満載です。
だいたい、家宝を盗まれるって・・よくあるパターンですものね。 巻物だったり、刀だったり、 今回は紀貫之自筆の『古今集』と 「秋葉権現秋葉権現」の三尺棒です。
くるくると早変わりをした後、二幕目には、海老蔵と勸玄くんの宙乗り。
「勸玄白狐、御前に」のセリフを決めた後、宙乗りでは、可愛く投げきっすまで、大サービスです。
最後は、花火を使ったり、これでもか!!の演出でした。
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鬼一法眼三略巻
一条大蔵譚
檜垣茶屋の場
大蔵館奥殿の場
亀蔵の「歌舞伎の見方」
黒御簾を外して、中の説明。 狭いためか、唄の人たちは立っていたのですね。 太鼓を使った音楽効果、ツケの効果など、結構この「歌舞伎の見方」は面白いです。
吉右衛門に習ったという菊之助。 初日のせいか、若いせいか、まだ硬さが抜けません。 回を重ねるうちに変わってくるのでしょうね。
鬼次郎の新彦三郎。 相変わらずのいい声です。
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没後40年 幻の画家 不染鉄展
いつも不思議な展示会をする、ステーションギャラリー。 今回も不思議な画家、不染鉄展。
飄々とした初期の画風を観ていると、思い出されるのが 「田能村竹田」。私の好きなタイプです。 その後、伊豆大島に移ってから島の暮らしを暖かく描いた作品。 そして、どんどん画風は変わっていきます。 これって日本画なのかしら、とも思わせる作品まで。
「好意を寄せた女性には、自らの生い立ちや日々の暮らしの光景を描いた絵はがきを幾度となく送り・・・」 その上女性は着物を大事にするからと、絵羽織にしてプレゼントした、というのがなんとも微笑ましい。
楽しい展覧会でした。
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指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
チェロ:ターニャ・テツラフ
コンサートマスター:篠崎史紀
シューマン/歌劇「ゲノヴェーヴァ」序曲
シューマン/チェロ協奏曲 イ短調 作品129
シューベルト/交響曲 第8番 ハ長調 D.944「ザ・グレート」
さぁ、シーズン締めくくりです。
でもはっきり言って、シューベルトの「ザ・グレート」、私あまり得意ではありませんでした。っていうか、苦手だったのです。 第一に長い。
ところが、今日の演奏、パーヴォの「ザ・グレート」。 長くないのです。 サラサラと小気味よく進んでいきます。 あっ、私、もしかして、この曲好き、と。 新しい発見でした。 帰りは、第4楽章のノリで鼻歌を歌いながら足取り軽く帰ってきました。
九月からの新シーズン、またまた楽しみです。