窓辺の風景 


くるみ割り人形 1月2日 @ 新国立劇場
01/04/2023, 11:28 am
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今年の劇場始は 年末に続いての「くるみ割り人形」@ 新国立劇場

クララ: 米沢 唯

王子: 井澤 駿

指揮:アレクセイ・バクラン

管弦楽: 東京フィルハーモニー交響楽団

合唱:東京少年少女合唱団

なんと言っても美しい唯さんのクララ。 

あの強靭な体のセンター、ピルエットの完璧さには驚くばかりです。

今年も劇場通いが始まります。

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能楽堂・企画公演@国立能楽堂 2月23日
02/25/2022, 12:21 am
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おはなし

 山本東次郎

 聞き手 大谷節子

狂言・大蔵流

 佐渡狐

能・喜多流

 花月

山本東次郎さんのお話。 とても楽しいものでした。 そして「佐渡狐」のシテ。 あまりに美しく歩かれるのに今更ながらに驚きました。 お話の中で、とても厳しくお父様の三世山本東次郎さんがご指導をされた、と話されていたのが思い起こされました。

能「花月」 シテの面、「喝食(かっしき)」が、何か見たことがあると考えていたら、文楽の子どもの人形の顔でした。 こんなところに共通点があるのですね。



10月歌舞伎公演 第一部@国立劇場 10月13日
10/15/2020, 12:56 am
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「ひらかな盛衰記」 

ー源太勘当ー

梶原館の場

「幸希芝居遊」(さちねがうしばいごっこ)

 久しぶりです、国立劇場の大劇場。 前庭の「黒侘助」「玉霞」「蝋梅」などの花芽の確認。 今年は蝋梅のまるで蓑虫のような衣を纏ったタネが、まだ枝に残っていました。 自然はコロナ騒ぎに関係なく季節どおりに進んでいます。

 梅玉の梶原源太、扇雀の千鳥、魁春の延寿、幸四郎の平次です。勘当されて見すぼらしい姿で去っていく源太。短い一幕ですが歌舞伎らしい演目です。元気な役者の舞台を観られること、やはり楽しいです。



文楽 第3部 @ 国立劇場小劇場 2月14日
02/22/2018, 11:04 pm
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近松門左衛門作
女殺油地獄

徳庵堤の段
河内屋内の段
豊島屋油店の段
同  逮夜の段

床の真下、錦糸さんの三味線の音がビンビン響いてきます。 いいですね。視線の先はずーっと錦糸さんです。 

今回は始太夫の急逝をTwitterで知り、ただただ驚きでした。 なんとなく華やかな公演もちょっと空気が違って感じられました。ご冥福をお祈りいたします。



歌舞伎・夜の部 @ 歌舞伎座 10月12日
10/25/2017, 11:39 pm
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一、坪内逍遥作
  沓手鳥孤城落月
    大阪城内奥殿
    二の丸内乱戦
    城内山里糒庫階上
二、漢人韓文手管始
    唐人話
三、秋の色種

玉三郎、初役の「淀君」  芝翫(7世)の淀君を見た回数がいちばん多いでしょうか。でも、歌右衛門の恐さが記憶に残っています。 七之助が珍しい「立ち役」です。 

「漢人韓文手管始」歌舞伎座の上演は23年振りとのこと。 それにしても歌舞伎の演目はなんて多いのでしょう。  長崎が舞台のこのお話、最後は殺人で終わりますが、それまではなんとも可笑しみのある鴈治郎の「伝七」、芝翫の「典蔵」でした。

最期は玉三郎の舞踊。 玉三郎に梅枝、児太郎。あれだけの歳の差がありながら、玉三郎がいちばん・・・・只々凄いです。



東フィル定期演奏会 @ オペラシティ 9月21日
09/28/2017, 5:49 pm
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指揮: チョン・ミョンフン
ピアノ: イム・ジュヒ
コンサートマスター: 三浦章弘

ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 op.37
ベートーヴェン: 交響曲第3番 変ホ長調 op.55  『英雄』
 
お隣さんも、そのお隣さんも私より先に席についていらっしゃいました。
あれ、今日は「復活」ではなかったのですね、なんて話からです。  
”ホール改装はサントリーだけでしょ。” ”確かに”

ベートーヴェン、「ダブル3番」の語呂合わせ、ではなく、同じ1803年に「英雄的様式」を確立した作品・と解説されています。
でも、「語呂合わせ」っぽいですよね。

今日のソリストはなんと2000年10月生まれ、ってことはまだ、16歳。「おそるべし」です。
スレンダーでも、体格はいいしそれに何より手が大きそう。
指もよく回っているし、音色も良いし、チョ・ソンジンと同じ先生についているとのこと。 将来が楽しみです。

アンコールは お隣さんと、これって、トリッチ・トラッチ・ポルカだけれど、誰の編曲ですか? で、帰りに見たらジョルジュ・シフラ 編 と。 
二人で大きく頷いて、”あのリスト弾きだ!” 

後半は3番、「英雄」 ベートーヴェンベートーヴェンの夜でした。



文楽「玉藻前曦袂」@国立小劇場 9月15日
09/16/2017, 2:40 pm
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玉藻前曦袂
  清水寺の段
  道春館の段
  神泉苑の段
  廊下の段
  訴訟の段
  祈りの段
  化粧殺生石

兎にも角にも、待ち望むのは「勘十郎」でした。
一昨年、国立文楽劇場の公演の再演です。  
第1部とガラリと違い、人形を使う技芸員は黒の紋付。 もちろん、大夫、三味線も黒の紋付に裃。
「廊下の段」で登場した勘十郎、銀鼠色の着物に銀色の裃。  思わず、なぜか「オ〜〜〜〜」  
妖怪が乗り移った「玉藻前」は頭に仕掛けがしてあって、狐憑きになったり戻ったり。   なかなかの仕掛けです。
初めて観る「七化け」、ここと思えばまたあちら。 ア〜ァ 楽しかった。



一条大蔵譚 @ 国立劇場 7月3日
07/08/2017, 5:12 pm
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鬼一法眼三略巻
一条大蔵譚

檜垣茶屋の場
大蔵館奥殿の場

亀蔵の「歌舞伎の見方」
黒御簾を外して、中の説明。 狭いためか、唄の人たちは立っていたのですね。 太鼓を使った音楽効果、ツケの効果など、結構この「歌舞伎の見方」は面白いです。

吉右衛門に習ったという菊之助。 初日のせいか、若いせいか、まだ硬さが抜けません。 回を重ねるうちに変わってくるのでしょうね。
鬼次郎の新彦三郎。 相変わらずのいい声です。 



六月大歌舞伎・昼の部 6月19日
06/20/2017, 5:13 pm
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一、名月八幡祭
二、澤瀉十種の内
   浮世風呂
三、御所桜堀川夜討

浮世風呂 三助の猿之助にまとわりつく「ナメクジ」 誰かとよく見たら種之助。
着物に「ナメクジ」と書いてありました。

さぁ、吉右衛門の武蔵坊弁慶。「御所桜堀川夜討」は最近では人形浄瑠璃で、観ました。 



東フィル定期演奏会@オペラシティ 6月14日
06/17/2017, 11:29 pm
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指揮: 渡邊一正
ピアノ: 阪田知樹
コンサートマスター: 三浦章宏

リスト: 交響詩『レ・プレリュード』S.97/R.414
リスト: ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調 S.124/R.455
ブラームス: 交響曲第4番 ホ短調 op.98

今日は、お隣さんも、そのお隣さんもいらっしゃいます。 でも会場は比較的空席が多いかな。  入り口に「江副記念財団」からのお花が飾ってあったので、ピアノの阪田知樹さん、「江副記念財団」江副記念財団」の奨学生なら、きっとすごいのでは、と期待が高まります。  
後で経歴を見たら、リスト国際ピアノコンクールで優勝していました。 私、知りませんでした。

『「レ・プレリュード』 が始まって、エッ、なんだっけこれ似ている・・・
え〜〜っと、え〜〜っと、あっ・・フランクだ 交響曲ニ短調  
もしかして出だしはそっくり。  ていうかきっとフランクの方が後(多分)だから、フランクがパクったのですね。

ピアノ協奏曲、ソリストの阪田知樹さん。 ものすごいテクニックです。 
お隣さんと ”すごいテクニックですね” と。 
最近予感の当たりまくっている私。 きっと、アンコールは 「ラ・カンパネラ」と思ったら、本当にその通り。 怖いようです。
でも、弾き始めたら・・ん、違う、カンパネラではない?????? 出だしは同じだけれど??? なんという、難しそうな曲。 
 
終わって、お隣さん、興奮しまくっています。 ”これ、バージョン・ゼロ、カンパネラの初稿ですよ、きっと。”   無知な私は カンパネラに初稿があったなんて露も知らず ”エッ、そんなのあったのですか?”  ”そうですよ、難しすぎて、弾ける人がほとんどいないっていう、曰く付きの曲です。すごいものを聴いてしまった!” 

そうでした。 アンコール曲を見たら リスト:ラ・カンパネラ(1838年版) 調べらた、今まで弾いた人は6人だけですって。 載っていました、ウイキペディアの7番目に新しく阪田知樹さんの名前が。 凄いピアニストの登場です。