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今年の劇場始は 年末に続いての「くるみ割り人形」@ 新国立劇場
クララ: 米沢 唯
王子: 井澤 駿
指揮:アレクセイ・バクラン
管弦楽: 東京フィルハーモニー交響楽団
合唱:東京少年少女合唱団
なんと言っても美しい唯さんのクララ。
あの強靭な体のセンター、ピルエットの完璧さには驚くばかりです。
今年も劇場通いが始まります。
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おはなし
山本東次郎
聞き手 大谷節子
狂言・大蔵流
佐渡狐
能・喜多流
花月
山本東次郎さんのお話。 とても楽しいものでした。 そして「佐渡狐」のシテ。 あまりに美しく歩かれるのに今更ながらに驚きました。 お話の中で、とても厳しくお父様の三世山本東次郎さんがご指導をされた、と話されていたのが思い起こされました。
能「花月」 シテの面、「喝食(かっしき)」が、何か見たことがあると考えていたら、文楽の子どもの人形の顔でした。 こんなところに共通点があるのですね。
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「ひらかな盛衰記」
ー源太勘当ー
梶原館の場
「幸希芝居遊」(さちねがうしばいごっこ)
久しぶりです、国立劇場の大劇場。 前庭の「黒侘助」「玉霞」「蝋梅」などの花芽の確認。 今年は蝋梅のまるで蓑虫のような衣を纏ったタネが、まだ枝に残っていました。 自然はコロナ騒ぎに関係なく季節どおりに進んでいます。
梅玉の梶原源太、扇雀の千鳥、魁春の延寿、幸四郎の平次です。勘当されて見すぼらしい姿で去っていく源太。短い一幕ですが歌舞伎らしい演目です。元気な役者の舞台を観られること、やはり楽しいです。
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近松門左衛門作
女殺油地獄
徳庵堤の段
河内屋内の段
豊島屋油店の段
同 逮夜の段
床の真下、錦糸さんの三味線の音がビンビン響いてきます。 いいですね。視線の先はずーっと錦糸さんです。
今回は始太夫の急逝をTwitterで知り、ただただ驚きでした。 なんとなく華やかな公演もちょっと空気が違って感じられました。ご冥福をお祈りいたします。
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一、坪内逍遥作
沓手鳥孤城落月
大阪城内奥殿
二の丸内乱戦
城内山里糒庫階上
二、漢人韓文手管始
唐人話
三、秋の色種
玉三郎、初役の「淀君」 芝翫(7世)の淀君を見た回数がいちばん多いでしょうか。でも、歌右衛門の恐さが記憶に残っています。 七之助が珍しい「立ち役」です。
「漢人韓文手管始」歌舞伎座の上演は23年振りとのこと。 それにしても歌舞伎の演目はなんて多いのでしょう。 長崎が舞台のこのお話、最後は殺人で終わりますが、それまではなんとも可笑しみのある鴈治郎の「伝七」、芝翫の「典蔵」でした。
最期は玉三郎の舞踊。 玉三郎に梅枝、児太郎。あれだけの歳の差がありながら、玉三郎がいちばん・・・・只々凄いです。
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指揮: チョン・ミョンフン
ピアノ: イム・ジュヒ
コンサートマスター: 三浦章弘
ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 op.37
ベートーヴェン: 交響曲第3番 変ホ長調 op.55 『英雄』
お隣さんも、そのお隣さんも私より先に席についていらっしゃいました。
あれ、今日は「復活」ではなかったのですね、なんて話からです。
”ホール改装はサントリーだけでしょ。” ”確かに”
ベートーヴェン、「ダブル3番」の語呂合わせ、ではなく、同じ1803年に「英雄的様式」を確立した作品・と解説されています。
でも、「語呂合わせ」っぽいですよね。
今日のソリストはなんと2000年10月生まれ、ってことはまだ、16歳。「おそるべし」です。
スレンダーでも、体格はいいしそれに何より手が大きそう。
指もよく回っているし、音色も良いし、チョ・ソンジンと同じ先生についているとのこと。 将来が楽しみです。
アンコールは お隣さんと、これって、トリッチ・トラッチ・ポルカだけれど、誰の編曲ですか? で、帰りに見たらジョルジュ・シフラ 編 と。
二人で大きく頷いて、”あのリスト弾きだ!”
後半は3番、「英雄」 ベートーヴェンベートーヴェンの夜でした。
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玉藻前曦袂
清水寺の段
道春館の段
神泉苑の段
廊下の段
訴訟の段
祈りの段
化粧殺生石
兎にも角にも、待ち望むのは「勘十郎」でした。
一昨年、国立文楽劇場の公演の再演です。
第1部とガラリと違い、人形を使う技芸員は黒の紋付。 もちろん、大夫、三味線も黒の紋付に裃。
「廊下の段」で登場した勘十郎、銀鼠色の着物に銀色の裃。 思わず、なぜか「オ〜〜〜〜」
妖怪が乗り移った「玉藻前」は頭に仕掛けがしてあって、狐憑きになったり戻ったり。 なかなかの仕掛けです。
初めて観る「七化け」、ここと思えばまたあちら。 ア〜ァ 楽しかった。
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鬼一法眼三略巻
一条大蔵譚
檜垣茶屋の場
大蔵館奥殿の場
亀蔵の「歌舞伎の見方」
黒御簾を外して、中の説明。 狭いためか、唄の人たちは立っていたのですね。 太鼓を使った音楽効果、ツケの効果など、結構この「歌舞伎の見方」は面白いです。
吉右衛門に習ったという菊之助。 初日のせいか、若いせいか、まだ硬さが抜けません。 回を重ねるうちに変わってくるのでしょうね。
鬼次郎の新彦三郎。 相変わらずのいい声です。
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一、名月八幡祭
二、澤瀉十種の内
浮世風呂
三、御所桜堀川夜討
浮世風呂 三助の猿之助にまとわりつく「ナメクジ」 誰かとよく見たら種之助。
着物に「ナメクジ」と書いてありました。
さぁ、吉右衛門の武蔵坊弁慶。「御所桜堀川夜討」は最近では人形浄瑠璃で、観ました。
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指揮: 渡邊一正
ピアノ: 阪田知樹
コンサートマスター: 三浦章宏
リスト: 交響詩『レ・プレリュード』S.97/R.414
リスト: ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調 S.124/R.455
ブラームス: 交響曲第4番 ホ短調 op.98
今日は、お隣さんも、そのお隣さんもいらっしゃいます。 でも会場は比較的空席が多いかな。 入り口に「江副記念財団」からのお花が飾ってあったので、ピアノの阪田知樹さん、「江副記念財団」江副記念財団」の奨学生なら、きっとすごいのでは、と期待が高まります。
後で経歴を見たら、リスト国際ピアノコンクールで優勝していました。 私、知りませんでした。
『「レ・プレリュード』 が始まって、エッ、なんだっけこれ似ている・・・
え〜〜っと、え〜〜っと、あっ・・フランクだ 交響曲ニ短調
もしかして出だしはそっくり。 ていうかきっとフランクの方が後(多分)だから、フランクがパクったのですね。
ピアノ協奏曲、ソリストの阪田知樹さん。 ものすごいテクニックです。
お隣さんと ”すごいテクニックですね” と。
最近予感の当たりまくっている私。 きっと、アンコールは 「ラ・カンパネラ」と思ったら、本当にその通り。 怖いようです。
でも、弾き始めたら・・ん、違う、カンパネラではない?????? 出だしは同じだけれど??? なんという、難しそうな曲。
終わって、お隣さん、興奮しまくっています。 ”これ、バージョン・ゼロ、カンパネラの初稿ですよ、きっと。” 無知な私は カンパネラに初稿があったなんて露も知らず ”エッ、そんなのあったのですか?” ”そうですよ、難しすぎて、弾ける人がほとんどいないっていう、曰く付きの曲です。すごいものを聴いてしまった!”
そうでした。 アンコール曲を見たら リスト:ラ・カンパネラ(1838年版) 調べらた、今まで弾いた人は6人だけですって。 載っていました、ウイキペディアの7番目に新しく阪田知樹さんの名前が。 凄いピアニストの登場です。