窓辺の風景 


新春大歌舞伎・夜の部 @ 歌舞伎座 1月5日
01/08/2020, 3:00 pm
Filed under: 文楽・歌舞伎

一、義経腰越状
二、澤瀉 十種の内
  連獅子
三、鰯売戀曳網

やはり華やかな新春大歌舞伎。
「連獅子」では、亀ちゃん・・じゃなくて猿之助が立派なお父さん獅子。團子くん、高校生になったのかしら。 こんな形の連獅子を見ることができるとは思っていませんでした。 楽しかったです。

「鰯売戀曳網」 勘三郎が勘九郎の時代、玉三郎と共演していました。 今の勘九郎、七之助では2回目。やっぱり勘三郎に似ているな、と思うのは、それだけ勘三郎の記憶が鮮明なのかもしれません。印象が強烈だったのですね。 これから勘九郎らしさが出てくるのが楽しみです。



能 定例公演 @ 国立能楽堂 1月4日
01/08/2020, 2:34 pm
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能・観世流
「西王母」
狂言・大蔵流
「財宝」

今日は脇能、「西王母」なので、いつもの狂言・能の順番ではなく、お能が先です。 お正月ですものね。

宮殿に見立てた作り物が舞台に運び込まれ、その中に登場した帝王が座ります。 お能のあの小さな舞台だからでしょうか、簡略化された作り物が不思議に納得します。 そのあと桃の小枝を持った女性が登場。
後場では西王母に変わったシテが、三千年に一度花咲き実を結ぶというめでたい桃の実を持って現れ舞を舞います。 中国の掛け軸の絵によく「桃の実」が描かれているのは、このくらい縁起の良いことだったのだ、と変に納得しました。

狂言は大好きな山本東次郎さんの「財宝」。 今年も笑わせてください。



能・企画公演 @ 国立能楽堂 12月25日
12/27/2019, 12:09 am
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復曲狂言
『蜂』

野村又三郎の一人狂言。 後見が蜂の羽音を 「ぶ〜〜〜〜ん」と真似て唸る?謡う?っているのがなんとも可笑しみがある。 この蜂の羽音だけが後見のお仕事。 後ろに座って「ぶ〜〜〜〜ん」。 
上演記録は1954年が最後で、野村又三郎が2012年に復曲させたもの。

復曲能
『吉野琴』
こちらは観世元雅の作。
500年以上にわたって上演されなかったものを、平成26年に片山九郎右衛門がシテを勤め、復曲。
後シテの「天女」の舞。 美しい。 歩いているのに、地に足が着いていないような、浮いているような佇まい。不思議です。
  
今年の締めくくりは「能」でした。 

さぁ、来年はどんな舞台を見ることができるのでしょうか、とても楽しみです。
 



『近江源氏先陣館―盛綱陣屋―』と『蝙蝠の安さん』 @ 国立劇場 12月19日
12/21/2019, 11:30 pm
Filed under: 文楽・歌舞伎

染五郎抜きの 白鴎と幸四郎の舞台です。
今月、染五郎くんはどこにいるのでしょうね。

白鴎の盛綱、幸四郎は信楽太郎。 魁春の篝火、高麗蔵の早瀬。

『盛綱陣屋』の小四郎を染五郎が演じていたのを思いだした。 確か盛綱は仁左衛門でしたっけ。

今回、何故かいつもより義太夫の文楽回しが多いような気がします。 これってどこからどこまでを一人で、と決まっていないのですね。 初めて知りました。

『蝙蝠の安さん』 チャップリンの「街の灯」を元に劇作家の木村錦花が、主人公のキャラクターを、歌舞伎の名作『与話情浮名横櫛』の蝙蝠の安五郎(やすごろう)に脚色した異色作。   チャップリンの大ファンである幸四郎が、念願の安さんを演じています。

面白いことは面白いけれど、めちゃくちゃ面白くはない。  12月、師走。 歌舞伎座も国立もなんとなく不思議な演目でした。



十二月大歌舞伎  12月17日
12/18/2019, 12:46 am
Filed under: 文楽・歌舞伎

一、神霊矢口渡
  頓兵衛住家の場
二、本朝白雪姫譚話

「神霊矢口渡」何回か観ているのですが、かすかな記憶のみ。 でも、今日の舞台の「梅枝」は記憶に残りそうです。  

俳優祭ではありません。 「本朝白雪姫譚話」 
ちょっと無理があるかな、っていうのが感想です。 
着物が随分話題になっているようです。 確かに素晴らしい、でも・・・・。



能・普及公演『柑子』『葛城』@国立能楽堂 12月14日
12/16/2019, 1:26 am
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狂言・大蔵流 『柑子』
オチは俊寛。 

能・観世流 『葛城』
以前、高千穂のお神楽をこの能楽堂の舞台で観た時、神楽の舞台と能楽堂の舞台が同じ大きさだ、という話を聞いた。   この『葛城』通常の演出では最後に舞われる「大和舞」、「序の舞」を舞うところ観世流の「大和舞」では舞が「神楽」になる場合があるとのこと。 舞台の大きさが同じということは何かしら関連性があるから変更しやすいのでしょう。 

実際の暦は旧暦だったから1月ですが、日付だけは同じ『赤穂浪士の討ち入り』の日だということ、思い出しました。



N響 定期公演 @ サントリーホール 12月11日
12/13/2019, 9:48 pm
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指揮: パブロ・エラス・カサド
ピアノ: ダニエル・ハリトーノフ
コンサートマスター: 伊藤亮太郎

リムスキー・コルサノフ
スペイン奇想曲 作品34
Ⅰ 朝の歌
Ⅱ 変奏曲
Ⅲ 朝の歌
Ⅳ情景とロマの歌
Ⅴ アストゥリアのファンダンゴ

リスト
ピアノ協奏曲 第1番 変ホ長調
Ⅰ アレグロ・マエストーソ
Ⅱ クワジ・アダージョ
Ⅲ アレグレット・ヴィヴァーチェ
Ⅳ アレグロ・マルツィアーレ・アニマート

チャイコフスキー
交響曲 第1番 ト短調 作品13
「冬の日の幻想」
Ⅰ 冬の日の幻想
Ⅱ 憂鬱の地、霧の地
Ⅳスケルツォ
Ⅴ 終曲

スペイン奇想曲では「変奏曲」で あの「スラヴァ」に似たメロディが何回も登場し、あれれこんなところにまで、と変に感心。 

サァ、リストのコンチェルト。 かすかな記憶で、昔、サンフランシスコ交響楽団とスティーヴン・ハフで聞いた記憶があります。 今日は若いダニエル・ハリトーノフ。 舞台の段差を物ともせずに駆け上がって来ます,高い身長・長い足で。 演奏会には随分来ていますが、あんなに元気よく出てくる演奏者は初めてです。 お隣のご婦人と「若さですねぇ」とちょっと羨望の目。 演奏も若さ爆発。 アンコールで弾いた曲、あれっ誰の曲?んん?と休憩中に確かめに行ったら、なんと自作でした。 

思ったより、暖かい冬の夜。 雨も上がり空には満月に近いお月様が顔を出していました。 今年の演奏会は多分、これで終わりです。