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指揮: ジョナサン・ノット
オルガン: 大木麻理
コンサートマスター: 小林壱成
ドビュッシー: 牧神の午後への前奏曲
デュサパン: オルガンとオーケストラの為の二重奏曲「WAVES」(日本初演)
ブラームス: 交響曲 第3番 へ長調 op.90
ジョナサン・ノットのエレガントな手の動き。 透明感のあるドビュッシーで思わず一曲目からうるうる。 2曲目は日本初演のデュサパンの「WAVES」。 オルガンの音がストップで変化しながらオケと混ざり合っていく様子、思わず「へぇーー、あっ そうなの、そうなんだ」
そして休憩のあとはブラームスの第3番。 いつもは、やっぱり4番の方が好きと思い込んでいたけれど、今日は大きな声で「ノットの3番が一番好き」 最高でした。 ゆったりとしたテンポでそれぞれの楽器の美しいメロディのアンサンブル。ノットがどんどん引っ張っていきます。 こんな美しいブラームスを聴いたの初めてです。 うるうるがもはや号泣。
明日はミューザでの演奏会。 ニコ生中継が楽しみです。 5/14
p.s. で、今日ニコ生中継。 やっぱりすごい演奏会でした。 ミューザのパイプオルガン凄すぎる。 オルガンとパイプが離れている。
この演奏会、タイムシフトで一週間くらいは無料で視聴できるようです。
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指揮: アレクサンダー・ソディ
メゾソプラノ:清水華澄
管弦楽:東京都交響楽団
合唱:東響オペラシンガーズ
児童合唱:東京少年少女合唱隊
アレクサンダー・ソディ、40歳という若さ。 後半の盛り上がり、凄かった。
4楽章、「ツァラトゥストラはこう語った」からの引用、『おお人よ』 と始まり5楽章の合唱、そして6楽章と素晴らしいオーケストラの響きが会場を包み、興奮の余韻に浸りながら帰宅。 最高の1日。
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1月、チョン・ミョン・フンが来日できなかったため、今シーズンの始まりのコンサートになりました。 お隣さんと、「明けましておめでとうございます、今年も宜しく」のご挨拶。 今日の曲は3曲とも、初めてかなぁ、とお隣さん。 私・・もちろん初めてです。
指揮: 井上道義
ピアノ: 大井浩明
コンサートマスター: 依田真宣
エルガー: 序曲 「南国にて」 Op.50
クセナキス: ピアノ協奏曲第3番「ケクロプス」(日本初演)
<クセナキス生誕100年>
協力:タカギクラヴィア株式会社
ショスタコーヴィチ: 交響曲第1番へ短調 Op.10
先日の「題名のない音楽会」で取り上げていた クセナキス。 バリトン独唱の「カッサンドラ」が衝撃的でした。今回のピアノ協奏曲もまたまた衝撃的。 舞台の上にあるピアノを見て、「おっ、また例のタカギクラヴィア」。 これって何かが起こりそうな気配なのです。 演奏が始まりると、オケもそうですがピアノはまるでフリージャズです。 終わった後、お隣さんと「これピアノ独奏で聴いてみたかったですね」と。
ショスタコも迫力のある演奏で、井上道義さん、とてもお元気です。 24年引退なんて・・・追っかけやらないとダメかしら。
トイメンに服部百音さんみっけ。
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おはなし
山本東次郎
聞き手 大谷節子
狂言・大蔵流
佐渡狐
能・喜多流
花月
山本東次郎さんのお話。 とても楽しいものでした。 そして「佐渡狐」のシテ。 あまりに美しく歩かれるのに今更ながらに驚きました。 お話の中で、とても厳しくお父様の三世山本東次郎さんがご指導をされた、と話されていたのが思い起こされました。
能「花月」 シテの面、「喝食(かっしき)」が、何か見たことがあると考えていたら、文楽の子どもの人形の顔でした。 こんなところに共通点があるのですね。
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「影のない女」が公演中止になり、急遽 宮本亜門演出の「フィガロの結婚」に変更。 前回評判が良かったのに観ることができなかったため、今回はチケットをゲット。
このコロナ禍、どうなるかと思ったがどうにか無事上演でき、久しぶりのモーツアルトでした。 やっぱりモーツアルトの音楽の持つ明るさが、こんな時には必要なようです。
スザンナの宮地江奈さんの心地よいリリックソプラノ。伯爵夫人の木村博美さん、伯爵は大沼徹さん、フィガロ、萩原潤さん、ケルビーノの小林由佳さん。 とても楽しいオペラでした。
ところで・・「影のない女」はいつ上演されるのでしょうか。
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指揮:ヤニック・ネゼ=セガン
演出:ジェイムズ・ロビンソン&カミール・A・ブラウン
出演:ウィル・リバーマン、エンジェル・ブルー、ラトニア・ムーア、ウォルター・ラッセル三世
セニック・ネぜ=セガンが ド派手なシャツを着てオーケストラピットに登場。 そんなところ可愛らしくって大好きです。
テレンス・ブランチャードはMETで初めての黒人の作曲家。 原作はチャールズ・M・ブローの自伝、幼い頃の性的虐待のトラウマを描いた内容です。 全て黒人のキャストのパフォーマンスは歌もダンスも圧巻。 こういった作品がMETの新シーズンのオープニングを飾るって、アメリカの底力のようなものを感じます。 なんといっても子役を演じるウオーター・ラッセル三世、インタビューにきちんと答えしっかりと話す様子には、本当に驚きます。最後のカーテンコールで泣いていた彼は、一体どんな青年に成長するのか楽しみです。
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藤田真央くん、前回は確か1年半くらい前だったでしょうか。 コロナの終息が見えず 演奏会もあったりなかったりの頃でしたっけ。 コンサート終了後、ちょっと涙ぐんでいた真央くんでした。今回は コロナもなんのその。 アンコールはなんとラフマニノフ幻想小品集 op.3 全5曲 + モシュコフスキー。 まるで アンコールだけでコンサートの一回分のプログラムになっているような あの「シフ」が乗り移ったのようでした。
プログラム
ショパン: 《2つのノクターン》 Op.48
ショパン: 《バラード第3番》 変イ長調 Op.47
リスト: 《バラード第2番》 ロ短調 S.171/R.16
ブラームス: 《主題と変奏》 二短調 Op.18b
クララ・シューマン: 《3つのロマンス》 Op.21
ロベルト・シューマン:《ピアノ・ソナタ第2番》ト短調 Op.22
アンコール
ラフマニノフ: 《幻想小品集》 Op.3
モシュコフスキー: 《練習曲第11番》 Op.72
まさしく Lento の表示の通りのテンポでメロディーを浮き立たせながらのノクターンから始まり、バラード繋がりで リストへ。 後半はブラームス、これも魅力的。そしてシューマン夫妻へと。指先への集中力、そしてオペラシティの音響を最大限に使いこなしている見事な演奏です。 次回も楽しみです。
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新年、最初の観劇は能楽堂です。お正月気分もコロナでなんとなく冴えません。
それでも能楽堂の入り口には松飾、広間には大きなお供え餅、そして舞台にはしめ縄が飾られ清々しい気分にさせてくれます。
能・宝生流
松尾
面・小尉(こじょう)/老翁 神体(じんたい)/松尾明神
老翁と打って変わり、まるで別人が演じているような颯爽とした松尾明神の足取り。ちょっとびっくりしました。
狂言・大蔵流
筑紫奥
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指揮: ロリー・マクドナルド
ヴァイオリン: 南 紫音
コンサートマスター: 荒井 英治
曲目
ティベット:チャールズ皇太子の誕生日のための組曲
ヴォーン・ウィリアムズ: 揚げひばり
シベリウス: 交響詩「4つの伝説」 作品22
シベリウスも良かったが、とても印象に残ったのはヴォーン・ウィリアムズの「揚げひばり」のヴァイオリンソロ。 まるで情景描写のようなヴァイオリンの音色がなんとも言えず美しい。 南 紫音さんの素晴らしい演奏でした。
Filed under: 能・狂言
能・観世流
頼政
面 朝倉尉 頼政
狂言・和泉流
飛越
一調
遊行柳
能・金春流
三井寺
面 曲見(しゃくみ)
今回の特別公演 繋がりは「三井寺」のようです。 頼政が当時三井寺に泊まり、宇治川の合戦の様子を「頼政」の面をつけ語ります。 今、東博の「最澄と天台宗」では三井寺の御宝物が随分展示されているようです。今年は「三井寺」で締めくくりでしょうか。