窓辺の風景 


MET 初演 テレンス・ブランチャード《Fire Shut Up in My Bones》 2月3日
02/03/2022, 11:37 pm
Filed under: オペラ

指揮:ヤニック・ネゼ=セガン

演出:ジェイムズ・ロビンソン&カミール・A・ブラウン

出演:ウィル・リバーマン、エンジェル・ブルー、ラトニア・ムーア、ウォルター・ラッセル三世

セニック・ネぜ=セガンが ド派手なシャツを着てオーケストラピットに登場。 そんなところ可愛らしくって大好きです。

テレンス・ブランチャードはMETで初めての黒人の作曲家。 原作はチャールズ・M・ブローの自伝、幼い頃の性的虐待のトラウマを描いた内容です。 全て黒人のキャストのパフォーマンスは歌もダンスも圧巻。 こういった作品がMETの新シーズンのオープニングを飾るって、アメリカの底力のようなものを感じます。 なんといっても子役を演じるウオーター・ラッセル三世、インタビューにきちんと答えしっかりと話す様子には、本当に驚きます。最後のカーテンコールで泣いていた彼は、一体どんな青年に成長するのか楽しみです。



藤田真央 ピアノリサイタル @ オペラシティ 1月19日
01/21/2022, 12:47 am
Filed under: コンサート

藤田真央くん、前回は確か1年半くらい前だったでしょうか。 コロナの終息が見えず 演奏会もあったりなかったりの頃でしたっけ。 コンサート終了後、ちょっと涙ぐんでいた真央くんでした。今回は コロナもなんのその。 アンコールはなんとラフマニノフ幻想小品集 op.3 全5曲 + モシュコフスキー。 まるで アンコールだけでコンサートの一回分のプログラムになっているような あの「シフ」が乗り移ったのようでした。 

プログラム

ショパン:      《2つのノクターン》 Op.48

ショパン:      《バラード第3番》 変イ長調 Op.47

リスト:       《バラード第2番》 ロ短調 S.171/R.16

ブラームス:     《主題と変奏》 二短調 Op.18b

クララ・シューマン: 《3つのロマンス》 Op.21

ロベルト・シューマン:《ピアノ・ソナタ第2番》ト短調 Op.22

アンコール

ラフマニノフ:    《幻想小品集》 Op.3

モシュコフスキー:  《練習曲第11番》 Op.72

まさしく Lento の表示の通りのテンポでメロディーを浮き立たせながらのノクターンから始まり、バラード繋がりで リストへ。 後半はブラームス、これも魅力的。そしてシューマン夫妻へと。指先への集中力、そしてオペラシティの音響を最大限に使いこなしている見事な演奏です。 次回も楽しみです。 



国立能楽堂・定例公演 1月5日
01/07/2022, 12:09 am
Filed under: 能・狂言

新年、最初の観劇は能楽堂です。お正月気分もコロナでなんとなく冴えません。  

それでも能楽堂の入り口には松飾、広間には大きなお供え餅、そして舞台にはしめ縄が飾られ清々しい気分にさせてくれます。

能・宝生流

松尾

面・小尉(こじょう)/老翁 神体(じんたい)/松尾明神

老翁と打って変わり、まるで別人が演じているような颯爽とした松尾明神の足取り。ちょっとびっくりしました。

狂言・大蔵流

筑紫奥



東京シティ・フィル 定期演奏会 @ オペラシティ 11月12日
11/13/2021, 12:02 pm
Filed under: コンサート

指揮: ロリー・マクドナルド

ヴァイオリン: 南 紫音

コンサートマスター: 荒井 英治

曲目

ティベット:チャールズ皇太子の誕生日のための組曲

ヴォーン・ウィリアムズ: 揚げひばり

シベリウス: 交響詩「4つの伝説」 作品22

シベリウスも良かったが、とても印象に残ったのはヴォーン・ウィリアムズの「揚げひばり」のヴァイオリンソロ。 まるで情景描写のようなヴァイオリンの音色がなんとも言えず美しい。 南 紫音さんの素晴らしい演奏でした。



能楽堂特別公演 10月30日 @ 国立能楽堂
10/31/2021, 1:10 pm
Filed under: 能・狂言

能・観世流

 頼政

面 朝倉尉 頼政

狂言・和泉流

 飛越

一調

 遊行柳

能・金春流

 三井寺

面 曲見(しゃくみ)

今回の特別公演 繋がりは「三井寺」のようです。 頼政が当時三井寺に泊まり、宇治川の合戦の様子を「頼政」の面をつけ語ります。  今、東博の「最澄と天台宗」では三井寺の御宝物が随分展示されているようです。今年は「三井寺」で締めくくりでしょうか。



ラファウ・ブレハッチ ピアノリサイタル 10月28日 @オペラシティ
10/30/2021, 11:35 pm
Filed under: コンサート

J.S.バッハ:パルティータ 第2番 ハ短調 BWV 826

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第5番 ハ短調 Op.10-1

ベートーヴェン:創作主題による32の変奏曲 ハ短調 WoO.80

フランク(バウアー編曲):前奏曲、フーガと変奏曲 ロ短調 Op.18

ショパン:ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 Op.58

前半は「ハ短調」後半は「ロ短調」繋がり・・ですよね。

ブラハッチの演奏は初めてだったが、色々な音色を持っていて実に素晴らしい。 

バッハが特に印象的。



東響定期演奏会@オペラシティ 9月4日
09/06/2021, 9:02 am
Filed under: コンサート

指揮:下野竜也

ピアノ:奥井紫麻

コンサートマスター:小林壱成

フォーレ:組曲「ペレアスとメリザンド」

モーツアルト:ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 k.488

シューマン:交響曲 第2番 ハ長調 op.61

[ソリストアンコール]奥井紫麻(Pf)・ラフマニノフ(E.ワイルド編):春の流れ op.14-11

フォーレのシシリエンヌを聴きながら、オーケストラの楽器の「色」の上に乗ったフルートの独奏を堪能。でも、このオーケストレーションがフォーレではなくパリ音楽院の生徒、シャルル・ケックランだった、なんて初めて知りました。しかも、「シシリエンヌ」は後から付け加えられたと。

モーツアルトのコンチェルト23番。ピアノはソフトな音色。 アンコールも見事でした。

帰るときに東響のチラシを見て、「ほら、本当はこの若い人が来る予定だったのにねぇ・・・」なんてちょっと不服そうにおっしゃっているおばさま方が。・・アンガス・ウェブスターのこと・・ そんなことはありません、下野さんの音楽、とても美しかったです、と心の中で大反論。



読響定期演奏会@藝術劇場 8月28日
08/30/2021, 8:39 am
Filed under: コンサート

指揮: セバスティアン・ヴァイグレ

ヴァイオリン:戸澤采紀

コンサートマスター:長原幸太

モーツァルト:歌劇<フィガロの結婚>序曲

ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 作品53

べートーヴェン:交響曲 第5番 ハ短調 作品67<運命>

戸澤采紀さんのヴァイオリンを聴きに。

流れを大きく掴んだ演奏で素晴らしい。 馴染みのある3楽章まで、軽やかに進んでいきます。 来年はシティフィルとの共演。 楽しみです。

<運命>は去年 チョン・ミンの指揮で聴いた以来かな。 読響とヴァイグレとのアンサンブルも素晴らしかったです。



八月花形歌舞伎・第1部 8月22日
08/26/2021, 12:57 pm
Filed under: 文楽・歌舞伎

「加賀見山再岩藤」  さぁ、猿之助登場です。 先週20日から復帰、今日で3日目。  巳之助は最初の配役の鳥居又助、鷹之資は蟹江主悦。 そう、前回は鷹之助が鳥居又助でした。

流石、猿之助の観客を振り向かせる「間」は大したものです。 

寿猿が元気に「局能村」を。 とても91歳には見えません。 すごいです。



法隆寺展 @ 国立博物館 8月19日
08/20/2021, 12:10 pm
Filed under: 展覧会

八月は外に出ない、と心に決めてはいるものの、いつ緊急事態宣言で5月のように美術館・博物館など全てが閉館、などということもあります。 体力と相談しながら、コロナを避けての「法隆寺展」です。

法隆寺の広目天と多聞天、変に威張っていないし穏やかなお顔でとても美しい。 それにしても、これらの国宝や仏像を運ぶのは大変なんだろうなと感心してしまいます。 多分ヤマト運輸なのでしょうが。 

子供の頃に習った「大化の改新」以前の年号は 西暦で表していた記憶があるのですが、 年表では 推古天皇◯年、天智天皇◯年、と表しているのに ヘェ〜〜 でした。  

1400年前を想像しながら、なかなか楽しいひとときでした。