窓辺の風景 


普及公演 1月14日 @ 国立能楽堂
01/17/2023, 10:59 pm
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狂言・大倉流

皸(あかがり)

能・喜多流

船橋

熊野の山伏一行が松島や平泉へ行く途中に立ち寄った、上野国「佐野」でのお話。 えっ「佐野」って、と頭の中の地図は栃木県を指しています。  一体どこなのかと調べてみると、現在は高崎市に合併されていて、 佐野の船橋は烏川にかかる橋なんて全く知りませんでした。  熊野から上野国を通り平泉、「そりゃ大変だ」と頭の中は地図で一杯です。

能面は「筋怪士」(すじあやかし) 

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能楽堂 定期公演 1月7日 @ 国立能楽堂
01/09/2023, 11:09 pm
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華やかな歌舞伎座の新春に比べ 能楽堂の舞台はしめ縄でキリリとしています。

お庭も綺麗になっています。

能・宝生流

竹生島

狂言・和泉流

昆布柿

なぜくしゃみ? 水が冷たくて風邪ひいた? とぶつぶつ言いながらも、今年は 竹生島の弁財天をお参りしたい。



能・定例公演 @ 能楽堂 3月19日
03/21/2021, 11:32 pm
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いつものようにギリギリに能楽堂に飛び込むと、あら、なんかおかしい。 だぁれもロビーにいないというかいつもの係の人たちもあっちを向いている。 兎にも角にもと会場に入ると、れれっ何故??「狂言」はどこにいった、とここで気づきました。 開演が1時間早くなっていたのです。 あちゃと思ったものの もう「景清のむすめ」まで登場。何回もチケットは確認で見たのですが、思い込みは恐ろしいです。 金曜日は”6時半”が刷り込まれていたのです。 コンサートは時間が早くなることがないので、なおさら気づかなかったのでしょうけれど。つくづくと「脳」は思い込むことを痛感。

能 観世流 景清

悪七兵衛景清の屋島の戦いを表す様は、それまで落ちぶれた老人だったのが一変します。そして、娘、人丸との見えない目で追っている別れ。 本当はどんな人だったのでしょうね。 

歌舞伎・文楽いろいろな場面で「景清」の名前はよく聞きます。 景清、と聞くとつい思い出してしまうのが「阿古屋」です。 「阿古屋」が責められるのも景清の行方を知っているかどうかです。このことを玉三郎が話していましたっけ。 



能楽鑑賞教室@国立能楽堂 10月31日
11/05/2020, 2:13 pm
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能「観世流」 

紅葉狩

今回は大勢の侍女・鬼 が出てきて面白かった。 おなじ「小面」でも少しづつ表情は違うし、つけている方の体型も違う。 最後は橋掛りに鬼5匹。 今までこんな派手な舞台は初めてです。 来月の「鞍馬天狗」も小書きより天狗揃い。楽しみです。



能 定例公演 @ 国立能楽堂 1月4日
01/08/2020, 2:34 pm
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能・観世流
「西王母」
狂言・大蔵流
「財宝」

今日は脇能、「西王母」なので、いつもの狂言・能の順番ではなく、お能が先です。 お正月ですものね。

宮殿に見立てた作り物が舞台に運び込まれ、その中に登場した帝王が座ります。 お能のあの小さな舞台だからでしょうか、簡略化された作り物が不思議に納得します。 そのあと桃の小枝を持った女性が登場。
後場では西王母に変わったシテが、三千年に一度花咲き実を結ぶというめでたい桃の実を持って現れ舞を舞います。 中国の掛け軸の絵によく「桃の実」が描かれているのは、このくらい縁起の良いことだったのだ、と変に納得しました。

狂言は大好きな山本東次郎さんの「財宝」。 今年も笑わせてください。



能・企画公演 @ 国立能楽堂 12月25日
12/27/2019, 12:09 am
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復曲狂言
『蜂』

野村又三郎の一人狂言。 後見が蜂の羽音を 「ぶ〜〜〜〜ん」と真似て唸る?謡う?っているのがなんとも可笑しみがある。 この蜂の羽音だけが後見のお仕事。 後ろに座って「ぶ〜〜〜〜ん」。 
上演記録は1954年が最後で、野村又三郎が2012年に復曲させたもの。

復曲能
『吉野琴』
こちらは観世元雅の作。
500年以上にわたって上演されなかったものを、平成26年に片山九郎右衛門がシテを勤め、復曲。
後シテの「天女」の舞。 美しい。 歩いているのに、地に足が着いていないような、浮いているような佇まい。不思議です。
  
今年の締めくくりは「能」でした。 

さぁ、来年はどんな舞台を見ることができるのでしょうか、とても楽しみです。
 



能・普及公演『柑子』『葛城』@国立能楽堂 12月14日
12/16/2019, 1:26 am
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狂言・大蔵流 『柑子』
オチは俊寛。 

能・観世流 『葛城』
以前、高千穂のお神楽をこの能楽堂の舞台で観た時、神楽の舞台と能楽堂の舞台が同じ大きさだ、という話を聞いた。   この『葛城』通常の演出では最後に舞われる「大和舞」、「序の舞」を舞うところ観世流の「大和舞」では舞が「神楽」になる場合があるとのこと。 舞台の大きさが同じということは何かしら関連性があるから変更しやすいのでしょう。 

実際の暦は旧暦だったから1月ですが、日付だけは同じ『赤穂浪士の討ち入り』の日だということ、思い出しました。



能 定期公演 @ 国立能楽堂 12月4日
12/05/2019, 10:43 pm
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狂言 和泉流
業平餅

能 金春流
恋重荷

「業平餅」では 万作の孫 三藤なつ葉ちゃん(5歳)も出演。 

「恋重荷」 こんなタイトルがお能にあるとは思いませんでした。
しかも、卑しい身分の老人が若い女御に恋をして、到底持ち上がらないような重荷を持てたらもう一度会ってあげる、と言われ、喜んだ老人。 でも中身は持ち上げようとしても持ち上がらないほどの重い岩。 なぶられたと気づいた老人は「憤死」 これがすごいですよね。「憤死」って。そのあと悪霊として女御に祟るけれど最後には女御の守護神になるというお話。 能初心者には楽しめた時間でした。



犬山伏・班女 @国立能楽堂 7月3日
07/04/2019, 12:09 am
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狂言・大蔵流
犬山伏 
能・宝生流
班女

室町の昔から「花子」って名前があったんだ、という発見。 でも「はなご」と読むそうです。
最後に花子と少将が「扇」をする様子。 あっさりとはしているもののとっても微笑ましく、結構「能」って HAPPY END なのですね。

知らないことだらけの「能」を”へぇ〜〜〜、ふ〜〜〜ん”と言いながらの鑑賞も面白いものです。 



能楽鑑賞教室@国立能楽堂 6月26日
06/27/2019, 3:56 pm
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狂言 大蔵流
文山立(ふみやまだち)
能 観世流
船弁慶

なかなか楽しい能楽鑑賞教室。 それでも、狂言はしっかりと起きていられるのですが、どうも「能」になるとちと睡魔に襲われます。 これって逆の方がいいような気がするのですが、きっとそんな訳にはいかないのでしょうね。

ようやく解らないなりに、船弁慶 すこし内容についていけるようになりました。 静御前と平知盛を前シテ・後シテで、同じ演者っていうのも不思議な構成です。  いつもは子方が演ずる義経。鑑賞教室では大人が演じています。(学校があるからでしょうかしら)

能楽堂のお庭の「ハギ」の花が数輪咲いています。 どうしても秋の七草に数えられるハギは秋のイメージが強いのですが、色の濃いこれって「チョウセンハギ」でかな。 いつも綺麗なお庭です。ここを見るだけでも能楽堂って楽しいです。