窓辺の風景 


時今也桔梗旗揚 @ 国立劇場 3月16日
03/18/2021, 4:19 pm
Filed under: 文楽・歌舞伎

入門歌舞伎の”明智光秀”

片岡亀蔵

鶴屋南北 作

中村吉右衛門 監修

時今也桔梗旗揚

武智光秀 尾上菊之助

小田春水 坂東彦三郎

秀光妻皐月 中村梅枝

森蘭丸 中村萬太郎

光秀妹桔梗 坂東新伍

森力丸 中村鷹之資

山口玄蕃 中村吉之丞

住職日和上人 片岡亀蔵

連歌師宇野丈巴 河原崎権十郎

安田作兵衛 中村又五郎

国立劇場の前のお庭の黒侘助や雪柳は満開、桜もちらほらと咲き始めていました。 あと一週間もすれば桜も満開でしょう。 

最初に亀蔵の”明智光秀”入門があるのでわかりやすいです。 明智の「水色桔梗の家紋」の話を聞いて、あの当時の染物の草木染めで水色って何で染めたのかしら、と帰ってから調べると藍の生葉で綺麗な水色が染まるようです。  確かに「藍染」に使う「藍」は発酵させてから何度も浸けて色を出すようです。

昨年3月は菊之助の「義経千本桜」上演のはずだったけ、なんて思いながらの観劇です。  今回は吉右衛門にも実際にお稽古をしてもらった、と歌舞伎公演ニュースにも書いてありましたが、花道でのちょっとした仕草、科白が吉右衛門そっくりです。  でも、私は世話物も観たいな。



三月大歌舞伎 第一部・第二部 3月6日
03/09/2021, 3:04 pm
Filed under: 文楽・歌舞伎

第二部

一谷嫩軍記

熊谷陣屋

河竹黙阿弥 作

雪暮夜入谷畦道(ゆきのゆうべいりやのあぜみち)

直侍

仁左衛門の直実。 あまりの迫力にもう一度観なければとチケットを探し始めました。自分自身に語っている「一六年は一昔。あぁ、夢だ・・・」に 思わずもらい泣きを。 仁左衛門の隈取の下の表情・眼力の底の心理描写、何をとっても素晴らしい。 

後半は打って変わって「直侍」。 この二つの演目、もしかして「直」繋がり???なんて思いながら、菊五郎の直侍。 おそばの食べ方も「江戸」を感じさせます。 そしてこのところ立役の多い東蔵の按摩丈賀。 急に歌舞伎座の周囲まで江戸にタイムスリップしたような不思議な感覚を覚え楽しみました。

第三部

楼門五三桐

吉右衛門の「五右衛門」 ”絶景かな、絶景かな・・”と吉右衛門のセリフから始まり 幕切れの見得は欄干に片足乗せての甥の松本幸四郎との掛け合い。 大播磨の貫禄です。

最後は玉三郎の「隅田川」  Bプロも観たいと思いつつ、今回は悲しみを抑え込んだ美しい玉三郎の”班女”。 



文楽 第二部・第三部 2月18日
02/21/2021, 1:30 pm
Filed under: 文楽・歌舞伎

廓文章 吉田屋の段

伊左衛門   豊竹咲太夫

夕  霧   竹本織太夫

喜左衛門   豊竹籐太夫

       鶴澤燕 三

ツレ     鶴澤燕二郎

<人形>

伊左衛門   桐竹勘 濤

夕  霧   豊松清十郎

菅原伝授手習鑑  寺入りの段・寺子屋の段

       豊竹希大夫

       鶴澤清 馗

前      豊竹呂太夫

       鶴澤清 介

       豊竹籐太夫

       鶴澤清 友

<人形>

よだれくり  吉田玉 翔

女房 戸波  吉田清五郎

女房 千代  吉田蓑二郎

武部 源蔵  吉田玉 也

春藤 玄蕃  吉田玉 輝

松 王 丸  吉田玉 助

冥途の飛脚  

 淡路町の段

口      竹本小住太夫

       鶴澤清 丈

奥      竹本織太夫

       竹澤宗 助

 封印切の段

       竹本千歳大夫

       豊澤富 助

 道行相合かご

梅  川   竹本三輪太夫

忠兵衛    豊竹芳穂太夫

<人形>

梅  川   吉田勘 彌

忠兵衛    桐竹勘十郎

 先日 三浦しおんの「仏果を得ず」を読んだ後なので、義太夫と三味線がやけに耳に響いてきます。 咲太夫さんもお元気なご様子。 ずらっと並んだ「見台」を見るとあれっ、織太夫・籐太夫、色違いのお揃い? でもフサの長さが違います。「仏果を得ず」にも書いてありましたが見台って結構目につきます。 蒔絵やさらに螺鈿の細工が施してあるものなどなど、豪華なものが多いですね。 

 廓文章の夕霧、人形を遣っている清十郎、もしかしてほとんど目をつむっているのではと・・。それとも薄目開いているの? 聞いてみたいです。 良い夕霧でした。

 冥途の飛脚の「道行」って雪の中ではなかったのでしたっけ。 父親も出てこないし、少し時間短縮っだったのかしら。

 終わるとギリギリ 7時53分。 とりあえず8時までですものね、歌舞音曲は。 5月の公演までにはもう少しコロナの影響がなくなっていますように。 



二月大歌舞伎 第一部 @ 歌舞伎座  2月16日
02/17/2021, 4:36 pm
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一、本朝二四孝  十種香

二、泥棒と若殿

「十種香」  魁春の八重垣姫、門之助の勝頼、孝太郎の濡衣。 謙信は錦之介。

魁春の八重垣姫に驚きました。 若くて可愛らしくて。  思わず「すごい!!」      香を焚いている八重垣姫を観ながら、昨年香道、御家流の香席に参加した時のことを思い出しました。 その席で聞いた伽羅の香りの素晴らしかったこと。 いままで家で焚いていたのは「伽羅」でもスティック型のお香で、あまりの違いに驚いてお伺いすると、香木とお線香では全く別物と。 また、同じ伽羅でも香木によって香りも違うとのこと。 内緒のお話ではとても高価な「伽羅」だったとか。  

十種香、どんなお香を焚いたのでしょうか。

浄瑠璃は葵太夫。



平家女護島ー俊寛ー @ 国立劇場 11月12日
11/15/2020, 11:20 pm
Filed under: 文楽・歌舞伎

どうにか数分遅れで慌てて飛び込んだ国立劇場。舞台をみたら ん、清盛 ん どこかでみた顔 えっ「吉右衛門」 今回は「鬼界ヶ島の場」だけではなく「六波羅清盛館の場」もあったのです。俊寛の自害する妻「東屋」は菊之助。 吉右衛門の平清盛と俊寛の二役は25年ぶりとか。 

「六波羅清盛館」が終わり「鬼界ヶ島」 今回の吉右衛門の俊寛、私にはとても不思議なものに思えたのです。今まで最後の場面、島に取り残され、岩に登って都のに戻る船を見る俊寛には船に乗ることができなかった「未練」を感じていたのですが、それがないのです。 諦めではないのですが「これで良かったのだ」という心からの人生の納得を感じたのです。こんな俊寛は初めてでしたし、もう一度観たい、と思ったほどに印象に残りました。 

とりあえず慌ただしい1日が終了。



「蜘蛛の絲宿直噺」@ 歌舞伎座 11月12日
11/15/2020, 10:48 pm
Filed under: 文楽・歌舞伎

チケットを確認していたら、あ〜ら大変、 歌舞伎座と国立劇場と1枚づつ「11月12日」なんてのを発見。注意してチケットを取ったつもりなのだけれどやってしまいました、ダブルブッキング。 歌舞伎座は第一部、 国立劇場も第一部。これはアウトと思いきや、歌舞伎座は11時開演で終わるのは11:45、国立劇場は12時開演。急げば間に合うかもしれない。 猿之助の早変わりを堪能し、投げた蜘蛛の糸に拍手喝采をしながら脱兎の如く歌舞伎座を駆け出し、国立劇場へ。 大変でした。 



京人形@歌舞伎座 10月21日
10/22/2020, 4:55 pm
Filed under: 文楽・歌舞伎

銘作左小刀

京人形

彫物師 左甚五郎 芝翫

京人形の精 七之助

 平日の第一部。 七之助人気で、結構席は埋まっています。 それでもまだ松竹は市松模様の座席を保っているのでゆったりと観ることができます。 新国立劇場は通常通りの座席になってきました。 この市松模様になれると、隣の人との距離感が通常ってすごく近いのを感じてしまいます。 まだ少し怖いかな。

 で、「京人形」あっという間に終了。ぼーっとしているうちに終わっちゃった、というのが正直なところです。 わかるけれど、ちょっと短いな。



10月歌舞伎公演 第二部@国立劇場 10月20日
10/22/2020, 3:55 am
Filed under: 文楽・歌舞伎

河竹黙阿弥 作

新皿屋鋪月雨暈(しんさらやしきつきのあまがさ)

ー魚屋宗五郎ー

  序幕  片門前魚屋宗五郎の内の場

  二幕目 磯部亭玄関先の場

  同   庭先の場

岡村柿紅 作

太刀盗人

 菊五郎の「宗五郎」。 今年、2月の文七元結の「左官長兵衛」以来 本当に久しぶりの菊五郎。 とても元気で若返った感じで、フットワークの軽い足取りです。 菊五郎の世話物はやはり天下一品です。

太刀盗人は松緑とダブル亀蔵。  



歌舞伎座 第一部・第二部 9月10日
09/10/2020, 4:55 pm
Filed under: 文楽・歌舞伎

第一部

寿曽我対面

   工藤館の場

慌てて家を飛び出てきたら、都美術館の時同様ストールを忘れてしまいあちゃ。やはり前の日に準備をしなければ、と。私の人生「準備」この言葉一体何度思ったことか。千、二千、いや、万の位か。

曽我五郎・十郎は松緑と錦之助。 松緑の体のキレ、何しろ美しい。 あっという間に終わってしまったが満足。 ただ、お客の数はまだ少ないですね。勿体無い。

第二部

色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ)

   かさね

猿之助のかさね。 与右衛門は幸四郎。 捕手の隼人と鷹之質は立ち回りの時には黒いマスクを不自然なく着用。 

猿之助・幸四郎共々とてもいい。 猿之助は顔の表情も巧みだし、幸四郎は線の細さがなくなって貫禄が出てきた。 これまた1時間弱のあっという間。 一、二部観てもなんか物足りないまま帰宅。



文楽・第三部 @ 国立劇場小劇場 2月20日
02/21/2020, 1:00 am
Filed under: 文楽・歌舞伎

傾城恋飛脚
  新口村の段
鳴響安宅新関
  勧進帳の段

「新口村」 忠兵衛は玉佳くん、頑張っています。
やっぱり上手い、玉也さん。 

「勧進帳」の弁慶は三人出遣い、うーん、出遣いでなくてもいいのでは・・って思ってしまう。 でも、左遣いで、玉佳くん登場。 
七棹並んだ三味線は圧巻です。延年の舞から大合奏。 調弦を変えながら凄い迫力、なかなかこんな合奏を聴くチャンスはありません。 堪能しました。  籐太夫も熱演。 藤太夫・藤蔵のコンビ聴き惚れました。

それにしても、コロナの影響もあるのか一、二部に比べて空席が目立ちます。 ただ、2月の三部制はやめてほしいのが本音です。 3回分の入場料は高すぎます。

5月は「義経千本桜」 来月の国立劇場は菊之助の「義経千本桜」 これも三部。 う〜〜〜ん 高い。