Filed under: 文楽・歌舞伎
どうにか数分遅れで慌てて飛び込んだ国立劇場。舞台をみたら ん、清盛 ん どこかでみた顔 えっ「吉右衛門」 今回は「鬼界ヶ島の場」だけではなく「六波羅清盛館の場」もあったのです。俊寛の自害する妻「東屋」は菊之助。 吉右衛門の平清盛と俊寛の二役は25年ぶりとか。
「六波羅清盛館」が終わり「鬼界ヶ島」 今回の吉右衛門の俊寛、私にはとても不思議なものに思えたのです。今まで最後の場面、島に取り残され、岩に登って都のに戻る船を見る俊寛には船に乗ることができなかった「未練」を感じていたのですが、それがないのです。 諦めではないのですが「これで良かったのだ」という心からの人生の納得を感じたのです。こんな俊寛は初めてでしたし、もう一度観たい、と思ったほどに印象に残りました。
とりあえず慌ただしい1日が終了。
Filed under: 文楽・歌舞伎
チケットを確認していたら、あ〜ら大変、 歌舞伎座と国立劇場と1枚づつ「11月12日」なんてのを発見。注意してチケットを取ったつもりなのだけれどやってしまいました、ダブルブッキング。 歌舞伎座は第一部、 国立劇場も第一部。これはアウトと思いきや、歌舞伎座は11時開演で終わるのは11:45、国立劇場は12時開演。急げば間に合うかもしれない。 猿之助の早変わりを堪能し、投げた蜘蛛の糸に拍手喝采をしながら脱兎の如く歌舞伎座を駆け出し、国立劇場へ。 大変でした。
Filed under: 文楽・歌舞伎
銘作左小刀
京人形
彫物師 左甚五郎 芝翫
京人形の精 七之助
平日の第一部。 七之助人気で、結構席は埋まっています。 それでもまだ松竹は市松模様の座席を保っているのでゆったりと観ることができます。 新国立劇場は通常通りの座席になってきました。 この市松模様になれると、隣の人との距離感が通常ってすごく近いのを感じてしまいます。 まだ少し怖いかな。
で、「京人形」あっという間に終了。ぼーっとしているうちに終わっちゃった、というのが正直なところです。 わかるけれど、ちょっと短いな。
Filed under: 文楽・歌舞伎
河竹黙阿弥 作
新皿屋鋪月雨暈(しんさらやしきつきのあまがさ)
ー魚屋宗五郎ー
序幕 片門前魚屋宗五郎の内の場
二幕目 磯部亭玄関先の場
同 庭先の場
岡村柿紅 作
太刀盗人
菊五郎の「宗五郎」。 今年、2月の文七元結の「左官長兵衛」以来 本当に久しぶりの菊五郎。 とても元気で若返った感じで、フットワークの軽い足取りです。 菊五郎の世話物はやはり天下一品です。
太刀盗人は松緑とダブル亀蔵。
Filed under: 文楽・歌舞伎
第一部
寿曽我対面
工藤館の場
慌てて家を飛び出てきたら、都美術館の時同様ストールを忘れてしまいあちゃ。やはり前の日に準備をしなければ、と。私の人生「準備」この言葉一体何度思ったことか。千、二千、いや、万の位か。
曽我五郎・十郎は松緑と錦之助。 松緑の体のキレ、何しろ美しい。 あっという間に終わってしまったが満足。 ただ、お客の数はまだ少ないですね。勿体無い。
第二部
色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ)
かさね
猿之助のかさね。 与右衛門は幸四郎。 捕手の隼人と鷹之質は立ち回りの時には黒いマスクを不自然なく着用。
猿之助・幸四郎共々とてもいい。 猿之助は顔の表情も巧みだし、幸四郎は線の細さがなくなって貫禄が出てきた。 これまた1時間弱のあっという間。 一、二部観てもなんか物足りないまま帰宅。
Filed under: 文楽・歌舞伎
傾城恋飛脚
新口村の段
鳴響安宅新関
勧進帳の段
「新口村」 忠兵衛は玉佳くん、頑張っています。
やっぱり上手い、玉也さん。
「勧進帳」の弁慶は三人出遣い、うーん、出遣いでなくてもいいのでは・・って思ってしまう。 でも、左遣いで、玉佳くん登場。
七棹並んだ三味線は圧巻です。延年の舞から大合奏。 調弦を変えながら凄い迫力、なかなかこんな合奏を聴くチャンスはありません。 堪能しました。 籐太夫も熱演。 藤太夫・藤蔵のコンビ聴き惚れました。
それにしても、コロナの影響もあるのか一、二部に比べて空席が目立ちます。 ただ、2月の三部制はやめてほしいのが本音です。 3回分の入場料は高すぎます。
5月は「義経千本桜」 来月の国立劇場は菊之助の「義経千本桜」 これも三部。 う〜〜〜ん 高い。
Filed under: 文楽・歌舞伎
一、義経腰越状
二、澤瀉 十種の内
連獅子
三、鰯売戀曳網
やはり華やかな新春大歌舞伎。
「連獅子」では、亀ちゃん・・じゃなくて猿之助が立派なお父さん獅子。團子くん、高校生になったのかしら。 こんな形の連獅子を見ることができるとは思っていませんでした。 楽しかったです。
「鰯売戀曳網」 勘三郎が勘九郎の時代、玉三郎と共演していました。 今の勘九郎、七之助では2回目。やっぱり勘三郎に似ているな、と思うのは、それだけ勘三郎の記憶が鮮明なのかもしれません。印象が強烈だったのですね。 これから勘九郎らしさが出てくるのが楽しみです。
Filed under: 文楽・歌舞伎
染五郎抜きの 白鴎と幸四郎の舞台です。
今月、染五郎くんはどこにいるのでしょうね。
白鴎の盛綱、幸四郎は信楽太郎。 魁春の篝火、高麗蔵の早瀬。
『盛綱陣屋』の小四郎を染五郎が演じていたのを思いだした。 確か盛綱は仁左衛門でしたっけ。
今回、何故かいつもより義太夫の文楽回しが多いような気がします。 これってどこからどこまでを一人で、と決まっていないのですね。 初めて知りました。
『蝙蝠の安さん』 チャップリンの「街の灯」を元に劇作家の木村錦花が、主人公のキャラクターを、歌舞伎の名作『与話情浮名横櫛』の蝙蝠の安五郎(やすごろう)に脚色した異色作。 チャップリンの大ファンである幸四郎が、念願の安さんを演じています。
面白いことは面白いけれど、めちゃくちゃ面白くはない。 12月、師走。 歌舞伎座も国立もなんとなく不思議な演目でした。
Filed under: 文楽・歌舞伎
一、神霊矢口渡
頓兵衛住家の場
二、本朝白雪姫譚話
「神霊矢口渡」何回か観ているのですが、かすかな記憶のみ。 でも、今日の舞台の「梅枝」は記憶に残りそうです。
俳優祭ではありません。 「本朝白雪姫譚話」
ちょっと無理があるかな、っていうのが感想です。
着物が随分話題になっているようです。 確かに素晴らしい、でも・・・・。
Filed under: 文楽・歌舞伎
たぬき
村松風二人汐汲
壇浦兜軍記
阿古屋
「たぬき」 前回は「三津五郎」の金兵衛。 今回は「中車」 なんか舞台の進行がちょっとチグハグな感。なんでなのかしら。 まだ1週間だから・・。
謡曲「松風」を素材にした舞踊「汐汲」。これで 能、舞踊、オペラ 全ての「松風」を観ることができました。 それとも、まだあるのでしょうか。
今日の「阿古屋」は 玉三郎。流石に美しい。 去年は梅枝の「阿古屋」。児太郎も観てみたい。
ところで、功一って・・? 調べたら坂東功一。 玉三郎の弟子なのね。 二枚目、良い男です。