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八月は外に出ない、と心に決めてはいるものの、いつ緊急事態宣言で5月のように美術館・博物館など全てが閉館、などということもあります。 体力と相談しながら、コロナを避けての「法隆寺展」です。
法隆寺の広目天と多聞天、変に威張っていないし穏やかなお顔でとても美しい。 それにしても、これらの国宝や仏像を運ぶのは大変なんだろうなと感心してしまいます。 多分ヤマト運輸なのでしょうが。
子供の頃に習った「大化の改新」以前の年号は 西暦で表していた記憶があるのですが、 年表では 推古天皇◯年、天智天皇◯年、と表しているのに ヘェ〜〜 でした。
1400年前を想像しながら、なかなか楽しいひとときでした。
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東京藝大美術館で開催が中止になってしまった「渡辺省亭」展。
頑張って三島の佐野美術館まで行ってきました。
この展覧会のために購入した「PENTAXの双眼鏡PAPILIOII6.5×21 」は大活躍。 なんて言ったって、50cmでピントが合う。 あれっ汚れ?ゴミ?と思うと綺麗に描いた「花びら」だったり、何羽も描かれている「鳥の眼」の描き方がみんな違うのなんて、これがなければとても見ることができません。
福富太郎コレクションでも何枚か見ましたが、これだけ集まると素晴らしいです。 最高で。
蜘蛛の糸が見たかった「百舌鳥に蜘蛛」は今回の展示になかったのは残念。
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緊急事態宣言が施行される前の飛び込み。
お出迎えは 古径の「菖蒲」 大好きな1枚です。
相変わらず「四季草花画巻」の花の名前をチェックしている私。 何回目?

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早く行かねば、と思いつつも2月になってしまいました。 それでも、チケットを予約できれば会場内がすごい人混み、ということがないので楽です。
今まで何気なく見てきたものの余りに多くに、石岡瑛子が携わってきたこと、驚きました。 それこそ資生堂の「ホネケーキ」に始まり、パルコのポスター、レニ・リーフェンシュタールに至るまで。 「そうだそうだ、これもあった、あれもあった」と心の中で呟きながら、充実した展覧会を楽しんだ1日でした。
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とりあえず、またコロナで休館なんてならないうちに早く行っておかなければ、とルドン・ロートレック展へ。 ふと、初めてルドンの名前を知った時を思い出しました。 「山種美術館」のカレンダーです。 普段、山種美術館のカレンダーは日本画のことが多かったのですが、その時洋画のシリーズだったのです。 カレンダーを見て、最初に「変な名前」と思った記憶があります。その絵の色彩がとても綺麗だったのも印象に残りました。
今回は、岐阜県立美術館との共同企画です。 ルドンは色彩の豊かな絵ばかりでなく、石版画の「黒」、これは前回のルドン展の時に驚きました。カレンダーで見た限り、想像がつかなかってのです。
音声ガイドは無料。 ちょっと得した気分です。ロートレックの「アリスティド・ブリュアン」って歌手だったなんて知りませんでした。 三菱一号美術館はロートレック、ヴァロットンなどの作品をだいぶ購入したようなので今回も「お披露目」多数でした。 興味深かったのは岐阜県立美術館所蔵の山本 芳翠・黒田 清輝・藤島 武二・浅井 忠・青木 繁・木村 荘八 などの日本人画家の作品です。特に山本 芳翠の「浦島」。 同時代の日本人画家の作品と見比べるのも面白いものでした。
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あけましておめでとうございます。
今年の標語 「先手必勝」 ですので、会期ギリギリに展覧会に飛び込まないようにと、早め早めに観に行くことに。 これって先手必勝? 最近はコロナで人数制限もあり、会期終了直前も予約が取れれば普段ほどは混んではいません。 ただ、ぼーっとしていると人数制限で反対に入場できなかったりしますけれど。
ビュッフェ展、思っていたより大作が多く、見応えがあります。 静岡にあるベルナール・ビュッフェ美術館所蔵のものが多く展示されていました。 一体誰がこんなにコレクションしたの?と調べると、なんとあのスルガ銀行の三代目頭取だった岡野喜一郎のコレクション。 これだけの作品を集めるのは大したものです。
若い時の作品をみると早熟なのがよくわかります。 そして黒とグレーだけの世界から、明るい色の世界に変わっていく様。 展示してあるサガンの文庫本の表紙の絵は確かに記憶にあります。なんとなく昔を思い出し懐かしくさえ思えてきました。 機会があったら、静岡のビュッフェ美術館にも行ってみたいものです。
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加守田章二、この方の作品を見るのは初めてです。
色を付け始めた作品がなんとなく富本憲吉に似ているな、と思ったらやはり学生時代に関わりがあったようです。 作品の変容がとてもよく見ることができ、消えて無くなる音楽、残る陶芸や絵画。 共に大変なことなのだなと痛感。
3月にレストランが閉店した菊池 智ミュージアム。 レストランのあった場所は休憩所になっていました。 ものすごく贅沢な休憩所です。 お庭は相変わらず美しく、ガラスは綺麗に透明です。 ちょっとここで一息入れて・・ さっ、帰りましょ。
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文房具の至宝展ー机上の小宇宙
五島美術館に寄贈された 現代書の巨匠・宇野雪村氏のコレクションです。 今までも、少し展示されていたことがあったのですが、今回は会場一杯に、筆・墨・硯・紙・石印材などが所狭しと並んでいます。
確か去年だったでしょうか、「なんでも鑑定団」に「乾隆御墨」の墨の使いかけが150万円の値をつけていたことがありました。同じ乾隆御墨もあります。めちゃくちゃかっこいい「硯」、印石材もいままで、見たことのないような色々な種類が揃っています。彫ってある素敵な篆刻もあり、目に楽しい展示です。
別室には、宇野雪村の書も飾ってあります。現代書は篠田桃紅くらいしか見たことのない私、でもかわいらしい『りゅうのポーズ』『歩』をみてなんかちょっと楽しくなった1日でした。
思わず、帰り際、美術館の方に「楽しい展示でした」とお礼を。
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「琳 派」 俵屋宗達から田中一光へ
チケットはあるのに、結局行くのは終了直前になってしまいます。
会場に入り、最初に展示してあるのは田中一光の代表作の一つ ≪JAPAN≫の鹿の図案。 俵屋宗達の《平家納経》願文見返し(安土桃山時代・1602年、嚴島神社)を引用したとされています。 他の作品を見ながらも、田中一光の鹿がずっと意識の中に。 以前、東京現代美術館で観たのですがまたゆっくりと田中一光の作品をみたいです。 田中一光の展覧会、どこかで開催されないかしら。
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「はじめての古美術鑑賞」 根津美術館、久しぶりです。
今月は、根津美術館と泉屋博古館で、漆の展覧会です。 漆塗りの中で特に好きなのは、堆朱・堆黒。
漆の重ね塗りがいかに大変な作業かと思うと、ただただ感嘆です。
根津美術館は外国人の方が他の美術館に比べ多いように見受けられます。 ”青山”という場所と、やはり、隈研吾の和をイメージした建物の影響もあるのでしょうか。
お庭をぶらぶらしていると、実がたわわになった柿の木を発見。 秋が楽しみです。