窓辺の風景 


東フィル定期演奏会@オペラシティ 5月12日
05/13/2021, 1:48 pm
Filed under: コンサート

指揮: アンドレア・バッティストーニ

バンドネオン:小松亮太、北村 聡

ピアソラ: シンフォニア・ブエノスアイレス op.15 (日本初演)

*アンコール(バンドネオン):カルロス・ガルデル(アストル・ピアソラ編曲):想いの届く日

プロコフィエフ:バレエ音楽『ロミオとジュリエット』

オペラシティの改修工事が終わり、久しぶりのコンサートです。 改修工事中にコロナが収束しているのでは、と思ったのは甘い考えでした。 いくつかの演奏会は中止ですが、東フィルは感染対策をして予定通り開催。 一年ぶりにお隣さんに会えるのを楽しみに行ったのですが、お隣さんも、そのお隣さんもやはり姿が見えません。演奏会は楽しかったけれど、お喋りができないのが少し寂しいかな。

 ピアソラの『シンフォニエッタブエノスアイレス』 ピアソラのイメージを刷新。今までの「タンゴ」はいったいどこへ、というくらいに驚きました。 日本初演もなんか納得です。 2台のバンドネオンの音色もPAを使っていますがうまくマッチしています。 クラのアレッサンドロ・べヴェラリ大活躍。

 後半はプロコ。 バッティストーニの指揮、そして東フィル、これでもか、というほどの熱演。音楽の波に思わず落涙。 やっぱり演奏会は素晴らしい。「ロミ・ジュリ」最高でした。

 そうそう、バッティストーニがすごく痩せていたのに驚きました。 10キロくらいダイエットしたのではないかしら。 キリリと締まっていました。



バッハ・コレギウム・ジャパン《第九》@オペラシティ 12月27日
12/31/2020, 11:27 pm
Filed under: コンサート

べートーヴェン生誕250年記念 で急遽決まったB.C.Jの第九演奏会。 今年は珍しく2回目の第九です。

指揮:鈴木雅明

オルガン:鈴木優人

ソプラノ:森 麻季

アルト:林 美智子

テノール: 櫻田 亮

バス:加耒 徹

合唱&管弦楽:バッハ・コレギウム・ジャパン

J.S.バッハ:パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582(オルガン独奏)

ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 op.125《合唱付き》

オルガン独奏で始まったコンサート、今年あった色々なことが思い出されます。

ピリオド楽器で演奏される第九。楽器のアンサンブルが違って聴こえ、今までは聴き取れなかった旋律が聴こえてきます。 第九の不気味な出だしや、3楽章が教会のミサの響きに聴こえたり耳がダンボ状態。そして4楽章。加耒さんのバリトンがあのオペラシティに響き渡ると、思わず落涙。ついつい合唱を歌いたくなってしまい、マスクの下で東響と時と同様、口パクでした。

さぁ、今年のコンサート納めです。 中止・延期になったコンサートも多々ありました。 来年がどうなるかまだわかりませんが、コンサート、お芝居、美術展早く今まで通りになって欲しいものです。



東響定期演奏会@オペラシティ 12月23日
12/27/2020, 12:10 am
Filed under: コンサート

指揮:秋山和義

ソプラノ:森野美咲

メゾソプラノ:鳥木弥生

テノール:小原啓楼

バリトン:大山大輔

合唱:新国立劇場合唱団

合唱指導:河原哲也

コンサートマスター:水谷 晃

 

ベートーヴェン:「エグモント」序曲 作品84

ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調 作品125 「合唱付き」

エグモントの最初の音、ファ〜〜〜〜 オーケストラのツォッティ。 ホールに気持ちよく響き渡ります。 秋山さん お元気です。 そして「第九」。 第九を聴くのは久しぶりなので、昔 「deine zauber」を「ダイネー ツァウベル」 と歌っていたのを、新国立劇場合唱団が 「ダイネ ツァウバー」 と歌うのが新鮮でした。 合唱が始まると、つい口ずさんでしまいます。 また、歌ってみたいなと。 



ヘンデル:歌劇<リナルド>@オペラシティ 11月3日
11/05/2020, 4:42 pm
Filed under: オペラ, コンサート

指揮・チェンバロ: 鈴木優人

リナルド: 藤木大地

アルミーナ: 森 麻季

アルミーダ: 中江早希

ゴッフレード: 久保法之

エウスタツィオ: 青木洋也

魔法使い: 波多野睦美

アルガンテ: 大西宇宙

使者: 谷口洋介

セイレーン: 松井亜希・澤江衣里

管弦楽: バッハ・コレギウム・ジャパン

 楽しいステージでした。 藤木、久保、青木さんの三人のカンターテノール。 そして森さんの美しい Lascia ch’io pianga(私を泣かせてください)。イタリア歌曲集の中で、私の大好きな曲、思わずその美しさに落涙。     

 そして何よりお見事な鈴木優人のチェンバロ。 大塚直哉との2代のチェンバロの共演は素晴らしいものでした。 ついチェンバロはレスタティーボの間に弾かれる簡単なパートのように思われがちですが、とんでもない、すごい迫力でした。 ますます目の離せない「バッハ・コレギウム・ジャパン」です。



群響 @ オペラシティ 10月30日
11/01/2020, 11:01 pm
Filed under: コンサート

指揮: 山田和樹

ヴィオラ:今井信子

ベルリオーズ: イタリアのハロルド 作品16

ガーシュウィン: パリのアメリカ人

ラヴェル: ラ・ヴァルス

今井信子:アンコール

J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007 より「サラバンド」                        

えっ、群響ってこんなに・・と思うほどの演奏。 「山田和樹おそるべし」

イタリアのハロルドの今井信子さんのヴィオラの美しい響き。 ソロがヴィオラの協奏曲は初めてです。 ヴィオラの音色に酔った後は、後半は「パリのアメリカ人」から。 エ〜〜〜 こんなに群響、ノリが良かったっけ。 団員はめちゃくちゃ楽しそうです。

そして「ラ・ヴァルス」 確か9月でした。 藤田真央x山田和樹の二台ピアノの「ラ・ヴァルス」の動画配信があったのです。(まだ動画を観ることはできます)その後藤田真央くんのソロで聴き、今回は山田和樹指揮でオーケストラ。私の中で最高の「ヴァルス三部作」。 もちろん指揮台の上で山田さんはいつもの通り踊りまくっていました。   会場からも割れんばかりの拍手。 素晴らしいコンサートでした。



東フィル定期演奏会@オペラシティ 10月22日
10/25/2020, 4:04 pm
Filed under: コンサート

指揮: チョン・ミン

ヴィオリン: 服部百音

コンサートマスター: 三浦章宏

ベートーヴェン: ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op61

ベートーヴェン: 交響曲第5番 ハ短調 op67 「運命」

お父さんの代わりに、チョン・ミンくん登場です。 ヴァイオリンは服部家の才能を凝縮した百音さん。 東フィルのパンフレットの英語ヴァージョンには『three generation of successful composers on her father’s side’ とプロフィールに書いてあります。 チョン・ミンくんも百音さんも素晴らしい音楽一家でお育ちになられたのです。 で、百音さんの演奏は初めてです。 本当にテクニックも音楽性も素晴らしい。 アンコールは イザイ/無伴奏ヴァイオリンソナタ 第2番 イ短調 Op.27, No.2 より第4楽章 “Les furies”

『運命』はオーソドックスな演奏。 最初のジャジャジャジャーン〜〜〜、長めです。 4楽章が明るく終わり、気分まで明るくなって「さぁ、やるぞ」と帰宅。 



J.S.バッハ《ミサ曲 ロ短調》BWV232@オペラシティ 9月20日
09/24/2020, 6:33 pm
Filed under: コンサート

コロナ禍が少し収束に向かい始め、少しずつ元どおりの生活。 1週間あっちへこっちへ。 連日のオペラシティに心も弾みます。

バッハ・コレギウム・ジャパンの「三大宗教曲を聴くⅡ」マタイ受難曲に続いてのミサ曲 ロ短調。 市松模様に座席は満席です。 

澤江衣里(ソプラノⅠ)                           松井亜希(ソプラノⅡ)                           布施奈緒子(アルト)                            西村 悟(テノール)                            加耒 徹(バス)                              バッハ・コレギウム・ジャパン(合唱と管弦楽)                鈴木優人(指揮)

コレギウム・ジャパンのコンサートは古楽器を聴くことができてとても楽しい。コルノ・ダ・カッチャの独奏は最高でした。 一体どうやって音程を作っているのでしょうか、ただの「丸まってる管」だけなのに。                  テノールの西村さんをはじめ素晴らしい演奏でした

訳はラテン語と日本語が紐づけられていてとてもわかりやすい。 そっか、「ドナ・ノービス・パーチェム」って「われらに平安を与えたまえ」だったんだ、と聖歌のメロディまで浮かんできてしまいました。

素敵な日曜日の午後の贈り物でした。次回のヨハネ受難曲も楽しみです。



藤田真央ピアノリサイタル@オペラシティ 9月19日
09/24/2020, 10:46 am
Filed under: コンサート

モーツァルト:ピアノ・ソナタ第7番 ハ長調 K.309

チャイコフスキー:ロマンス へ短調 Op.5

チャイコフスキー:ドゥムカ ハ短調ーロシアの農村風景ーOp.59

アルカン:「単調による12の練習曲」から”イソップの饗宴” ホ短調Op.39-12

ショパン:幻想曲 へ短調 Op.49

ショパン:ポロネーズ 第7番 変イ長調「幻想」Op.61

ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ ト長調

ラヴェル:ラ・ヴァルス

アンコール

クライスラー(ラフマニノフ編):愛の悲しみ
ショパン:ノクターン 第10番 変イ長調 op.32-2

ここのところ、「題名のない音楽会」によく登場している藤田真央くんのリサイタル。

ピアノはスタインウエィ。 前回の東フィルの伊藤恵さんのピアノコンチェルトの時と同じピアノのようです。 なんとなくまだ耳がコンサートホールに慣れてていません。  

モーツアルトの音の粒にはびっくり仰天。 本人もテレビで「なんでそんなに明るい音なの」って言われるけれど・・なんて話していたことがあったけれど、本当に明るい透明感のある音です。アルカンの曲は初めて聴きました、最初がなんとなく「不屈の民」に似ているような感じが、否、「不屈の民」が似ているのですよね。年代としては。

「ロマンス」と合わせたチャイコフスキーの「ドゥムカ、作品5と作品59。20年余り年代が違うところも聴いていて楽しいところです。  後半のショパン2曲に続いてラヴェル2曲。 モーツアルトとラヴェルでは弾いている姿勢が全く変わったのに思わずへぇー、でした。 最後のヴァルスは全くオーケストラに負けない響き。 あっという間の2時間、真央くんの音楽に吸い込まれたひと時でした。

それにしても不思議な座席の売り方で 並び2席は売ってその隣2席空席。何故1席おきではないの?と。カップル席でもあるまいし。 自主的に席を移動して空けてくれということなのでしょうか。



鈴木雅明オルガンリサイタル@オペラシティ 7月19日
07/20/2020, 12:50 am
Filed under: コンサート

オペラシティ、3日目です。

D.ブクステフーデ:《プレルーディウム ト調》 BuxWV148
D.ブクステフーデ:《パッサカリア ニ調》 BuxWV161
J.S.バッハ: コラールパルティータ《喜び迎えん、滋み深きイエスよ》 BMW768
D.ブクステフーデ:コラールファンタジア《われ汝を呼び求めん、主イエス・キリストよ》 BuxWV196
J.S.バッハ: コラール《われ汝を呼び求めん、主イエス・キリストよ》 BMW639
J.S.バッハ:《トッカータとフーガ ニ短調》 BMW565
J.S.バッハ: コラール《おお人よ、汝の罪の大いなるを嘆け》 BMW622
J.S.バッハ:《パッサカリアとフーガ》 BMW582
アンコール
J.S.バッハ:《主イエス・キリストよ、われらを顧みたまえ》BWV709

楽しい3日間でした。 久しぶりのコンサート三昧の贅沢な時間。 今までは当たり前だったことがコロナで様変わりしてしましたが、また少しずつ戻ってきたことに、ただただ感謝です。 



東響定期演奏会@オペラシティ 7月18日
07/19/2020, 12:21 am
Filed under: コンサート

指揮: ジョナサン・ノット[映像出演]
コンサートマスター: 水谷 晃

ベンジャミン・ブリテン: フランク・ブリッジの主題に夜変奏曲
ドヴォルザーク: 交響曲第8番 ト長調 op.88

今日は東響の団員の弦楽器の方はマスク着用です。 昨日の東フィルは当日チケットとして郵送されてきたハガキに名前・住所を書き帰る時に回収していました。 今日の東響は自分でチケットの半券を切るやり方。 会場入り口はどちらも検温・消毒をしていました。

2週間ほど前でしょうか、東響から演奏会の通知が届き ジョナサン・ノット[映像出演]と明記してあったので、一体どんな方法をとるのかと、興味津々です。

1曲目のブリテンは指揮者なし。 弦楽4重奏で、編成も小さいですが、コンサートマスター大活躍でしょうか。 初めてのブリテンの曲を聴くことができて大満足。

さて、映像出演のドヴォルザーク。 えーーー舞台に4枚のモニターが。 映ってる、あれは確かにジョナサン・ノット。 燕尾服を着て、指揮棒を持って、3人のノットが団員に向かって立っています。
でも、でも、映像と演奏の音のズレはどうするのさ?と。 ノットが音を聴きながら指揮をするって、できるの?と、私の頭は?????。 
プログラム・ノートの最後に辻 敏さん(東響事務局長)のエッセイが載っていました。「ノットは演奏を聴かずに指揮をしてその映像を撮る。 東響は映像に合わせるリハーサルをやるのではなく、ノットのスコアをもとに音作りをして本番だけ映像を見るくらいのイメージにする」 お見事でした。私の席はとてもよくノットの棒が見える場所です。 確かにノットが指揮がした東京交響楽団の演奏でした。 コロナがなければ思いもつかないコンサートです。 本流ではないにしろ、こんなこともやってみた、こんなこともできるんだ、ということでしょう。 ノットと東響の信頼関係のなせる技の演奏会でした。