窓辺の風景 


東フィル定期演奏会@オペラシティ 2月22日
02/23/2023, 4:37 pm
Filed under: コンサート

指揮: ミハイル・プレトニョフ

ピアノ: イム・ユンチャン

コンサートマスター: 依田真宣

ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.73『皇帝』

アンコール J.S.バッハ(マイラ・ヘス編)/主よ、人の望みの喜びよ・・・・最近よく聴きます

チャイコフスキー: マンフレッド交響曲 Op.58

ピアノの イム・ユンチャン 初めてです。 2022年 ヴァン・クライバーンピアノコンクールで市場最年少(18歳)でゴールド・メダル受賞、併せて聴衆賞、最優秀新曲演奏賞を受賞、とのこと。 今日の東フィルはプログラム置き場にも韓国語の案内、ホールのアナウンスも韓国語が加えられ万全の体制です。 客席はほぼ埋まっています。 

演奏は・・『凄かった。』の一言。 いつものお隣さんがお休みで一緒に「凄いですねぇ」が言えずに残念でした。 テクニック・音楽性共に完璧。 プレトニョフ、オケとのコミュニケーションもバッチリ。まるでオーケストラの楽器に合わせたような音色でピアノを歌わせます。 韓国も日本同様、若手の台頭に目を見張るものがあるようです。 楽しみが増えます。

後半はマンフレッド交響曲。先月に続いて今年2回目。 私としては前回のスヴェトラーノフ版よりこちらの方が好きですね。やっぱりオルガンが入ると聴き応えがあります。

来週はプレトニョフのピアノリサイタル。これまた楽しみです。 

 

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アレクサンダー・ガヴリリュク ピアノリサイタル @オペラシティ 2月21日
02/22/2023, 10:57 pm
Filed under: コンサート

ベートーヴェン: ピアノソナタ 第14番 嬰ハ短調 Op.27-2 『月光』

シューマン: 子供の情景 Op.15

リスト: タランテラ S.162-3/R.10c-3

ショパン: 夜想曲 第8番 変ニ長調 Op.27-2

ショパン: ポロネーズ 第3番 イ長調 Op.40-1 『軍隊』

ブラームス: 間奏曲 Op.119-1,Op.117-3

サン=サーンス/リスト: 死の舞踏 Op.40

アンコール

ショパン:12の練習曲 Op.10 -6、ラフマニノフ/コチシュ:ヴォカリーズ

もしやこれって ベートーヴェンとショパン、ショパンとリストの作品番号を合わせたの???と。 プログラムの謎解きです。 プログラムに掲載されている『死の舞踏」の作品番号のOp.40 はサン=サーンスの作品番号で、リストの作品番号ではないからきっと「引っ掛け」と私は見ています。(・・・独断) リストの作品番号では S.555です。

ガヴリリュクの演奏は先日もNHKの朝のクラシック倶楽部で放送されていました。 その頃より少し歳をとったかしら。 それにしてもすごいテクニックです。 観ているだけで楽しい。  当時女性の人気の的だったリスト、演奏を聴いて卒倒する女性もいたとか、なんかそれを彷彿とさせる演奏でした。 これリストが弾いているのを聴いたら卒倒するよね・・って。     

それにしてもここのところ来日するピアニスト、日本人のピアニスト素晴らしすぎてただただため息。 



シティフィル定期演奏会 1月28日 @ オペラシティ
02/01/2023, 12:14 am
Filed under: コンサート

指揮: 高関 健

ピアノ: 小林愛美

コンサートマスター: 戸澤哲夫

ベートーヴェン: 「献堂式」序曲 op.124

ベートーヴェン: ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 op37

シュトラウス: 交響詩「英雄の生涯」 op.40

 今日は 小林愛美さんのピアノ協奏曲で、満員の客席。 その客席に気持ちよく嵐のようにオケの音が鳴り響きます。

「英雄の生涯」 素晴らしかった。 第3部の「英雄の伴侶」戸澤さんのヴァイオリンソロ、思わず落涙。弦楽器が美しい。 高関さんの指揮、好きです。 やっぱり定期会員に戻ろうかしら。



読響定期公演 @ 芸術劇場 1月8日
01/10/2023, 11:09 pm
Filed under: コンサート

指揮: 山田和樹

ピアノ:イーヴォ・ポゴレリッチ

コンサートマスター:

小森谷巧

チャイコフスキー:<眠りの森の美女>から ワルツ

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番

チャイコフスキー:マンフレッド交響曲(スヴェトラーノフ版)

チラシを見た途端 山カズとポゴレリッチ これは是非とも行かねばとチケットを購入。

会場に着くと、本番前、以前のリサイタルでもそうだったように、ポゴレリッチは普段着で舞台のピアノを弾いています。 あの時は美しいスケールがホールから聴こえてきて本当に驚きましたっけ。

いやぁ よくポゴレリッチに合わせました、山カズさん。 ポゴレリッチのピアノも最高でした。 えっ、そうきてこう来るの、ばかり。



ピエール=ロラン・エマール ピアノリサイタル 11月3日 @ オペラシティ
11/05/2022, 11:05 pm
Filed under: コンサート

昨年の開催されなかった エマールのリサイタル。 今年は大丈夫でした。

メシアン  《鳥のカタログ》

第1巻

1、キバシガラス

2、ニシコウライウグイス

3、イソヒヨドリ

第2巻

3、カオグロサバクヒタキ

第3巻

5、モリフクロウ

6、モリヒバリ

第4巻

7、ヨーロッパヨシキリ

第5巻

8、ニシヒメコウテンシ

9、ヨーロッパウグイス

第6巻

10、コシジロイソヒヨドリ

第7巻

11、ヨーロッパノスリ

12、クロサバクヒタキ

13、ダイシャクシギ

解説を読みながら、エマールのピアノを聴くことができるなんて最高でした。

帰ったら、YouTube で鳴き声を聴いてみることにしましょう。



N響定期公演 10月22日 @ NHKホール
10/24/2022, 11:53 pm
Filed under: コンサート

指揮: ヘルベルト・ブロムシュテット

コンサートマスター: 白井 圭

シューベルト: 交響曲 第1番 ニ長調 D.82

シューベルト: 交響曲 第6番 ハ長調 D.589

交響曲の1番を聴くのは初めてです。 なんとも言えないウィーンの香りがするような演奏。 シューベルトの生きていた世界、ウィーン少年合唱団で歌っていた様子が目に浮かぶようです。 その音楽に浸ったまま帰路につきました。 マエストロ、ありがとうございました。



N響定期公演 10月16日 @ NHKホール
10/18/2022, 11:40 pm
Filed under: コンサート

指揮: ヘルベルト・ブロムシュテット

コンサートマスター: 篠崎史紀

マーラー: 交響曲 第9番 ニ長調

 ブロムシュテット登場です。 6月に転倒し入院をした、ということでしたがゆっくりと篠崎さんと手を繋いで登場。  ブロムシュテット、指揮台の椅子に座っていますが、指揮は見事にオーケストラに伝わっています。          

 ただ、本当に残念だったのは 遅れてきた客と、その足音。 冒頭のチェロのpp そしてホルンのp が・・・。



dream Concert 東京混声合唱団x新国立劇場合唱団@オペラシティ 7月31日
08/01/2022, 7:13 am
Filed under: コンサート

東京混声合唱団  

指揮:キハラ良尚

ピアノ:鈴木慎崇

新国立劇場合唱団

指揮:三澤洋史

ピアノ:津田裕也

「カヴァレリア・ルスティカーナ」の”オレンジの花の香りは” の合唱が始まった途端、声の素晴らしさに鳥肌。  残響時間の長いオペラシティは、合唱には最高です。 

どの曲も素晴らしかったけれど、信長貴富さん作曲の「くちびるに歌を」は「心に太陽を」からとったものです。 この詩は小学生の時に大好きで、みんなの好きな詩でクラスで詩集を作った時に、自分で「ガリ版を切った」・・・もはや死語ですが・・思い出があります。 心に太陽を持て、くちびるに歌を持て・・・・メロディも合唱も、ピアノも全て素晴らしく、もはや落涙。 来年もまた開催してくれること心待ちにしております。 素晴らしいコンサートでした。  



アルゲリッチ&フレンズ @トリフォニーホール 
06/09/2022, 1:16 pm
Filed under: コンサート

ピアノ: マルタ・アルゲリッチ、酒井 茜 

ヴァイオリン: 辻 彩奈

フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調         アルゲリッチ& 辻 彩奈

ショパン: 変奏曲「パガニーニの想い出」             アルゲリッチ

パガニーニ: カプリス op.1 から 第24番            辻 彩奈

ルトスワフスキ: パガニーニの主題による変奏曲 酒井茜&マルタ・アルゲリッチ

クライスラー: 愛の悲しみ              アルゲリッチ& 辻 彩奈

クライスラー(ラフマニノフ編): 愛の悲しみ            酒井 茜

シュピルマン:マズルカ へ短調

シマノフスキ: マズルカ op.50から 第10番

アンコール

プロコフィエフ:「3つのオレンジへの恋」から 行進曲      辻彩奈&酒井茜

モーツァルト:4手のためのピアノ・ソナタ ニ長調 K.381から 第3楽章

酒井茜&マルタ・アルゲリッチ

またまた雨模様の日です。 前回のトリフォニーホール、ムーティの時は凄まじい土砂降りでしたっけ。 このホールとアルゲリッチで思い起こすは、もう、20年以上前でしょうか、やはりアルゲリッチのコンサート。 あの頃のアルゲリッチはドタキャンの常連。 ホールに向かう人たちが『今日はコンサート大丈夫かしら』なんて会話をしているのを小耳に挟みながら向かったものでした。 

会場に入り、船越桂の『彫刻』に軽い挨拶。 

フランクのヴァイオリン・ソナタ、 アルゲリッチが音合わせで鍵盤に触れると、えっ、また「Shigeru Kawai」。 このホールとも相性が良いようです。 柔らかな音が響きます。  曲が始まると、えーー そう来るの!! と驚きながら、自由自在に音楽を作っていくアルゲリッチに驚嘆です。 やっぱりクレーメルとのチケットも取ればよかった、と後悔。



東響定期演奏会@オペラシティ 5月14日
05/16/2022, 12:44 am
Filed under: コンサート

指揮: ジョナサン・ノット

オルガン: 大木麻理

コンサートマスター: 小林壱成

ドビュッシー: 牧神の午後への前奏曲

デュサパン: オルガンとオーケストラの為の二重奏曲「WAVES」(日本初演)

ブラームス: 交響曲 第3番 へ長調 op.90

ジョナサン・ノットのエレガントな手の動き。 透明感のあるドビュッシーで思わず一曲目からうるうる。 2曲目は日本初演のデュサパンの「WAVES」。 オルガンの音がストップで変化しながらオケと混ざり合っていく様子、思わず「へぇーー、あっ そうなの、そうなんだ」 

そして休憩のあとはブラームスの第3番。 いつもは、やっぱり4番の方が好きと思い込んでいたけれど、今日は大きな声で「ノットの3番が一番好き」 最高でした。 ゆったりとしたテンポでそれぞれの楽器の美しいメロディのアンサンブル。ノットがどんどん引っ張っていきます。 こんな美しいブラームスを聴いたの初めてです。 うるうるがもはや号泣。 

明日はミューザでの演奏会。 ニコ生中継が楽しみです。 5/14

p.s. で、今日ニコ生中継。 やっぱりすごい演奏会でした。 ミューザのパイプオルガン凄すぎる。 オルガンとパイプが離れている。 

この演奏会、タイムシフトで一週間くらいは無料で視聴できるようです。