指揮・チェンバロ: 鈴木優人
リナルド: 藤木大地
アルミーナ: 森 麻季
アルミーダ: 中江早希
ゴッフレード: 久保法之
エウスタツィオ: 青木洋也
魔法使い: 波多野睦美
アルガンテ: 大西宇宙
使者: 谷口洋介
セイレーン: 松井亜希・澤江衣里
管弦楽: バッハ・コレギウム・ジャパン
楽しいステージでした。 藤木、久保、青木さんの三人のカンターテノール。 そして森さんの美しい Lascia ch’io pianga(私を泣かせてください)。イタリア歌曲集の中で、私の大好きな曲、思わずその美しさに落涙。
そして何よりお見事な鈴木優人のチェンバロ。 大塚直哉との2代のチェンバロの共演は素晴らしいものでした。 ついチェンバロはレスタティーボの間に弾かれる簡単なパートのように思われがちですが、とんでもない、すごい迫力でした。 ますます目の離せない「バッハ・コレギウム・ジャパン」です。
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オペラ演奏会形式
ビゼー作曲 『カルメン』
指揮: チョン・ミョンフン
カルメン: マリーナ・コンパラート
ドン・ホセ: キム・アルフレード
エスカミーリョ: チェ・ビョンヒョク
ミカエラ: アンドレア・キャロル
スニガ: 伊藤貴之
モレラス: 青山 貴
ダンカイロ: 上江隼人
レメンダード: 清水徹太郎
フラスキータ: 伊藤 晴
メルセデス: 山下牧子
合唱: 新国立劇場
児童合唱: 杉並児童合唱団
楽しい3時間、 チョン・ミョンフンはスコアを暗譜。 しっかり楽しんで指揮棒を振っていました。
普段はオーケストラピットに入っているオケを見るのは楽しいものです。あっ、ここはこんな風に楽器の掛け合いなんだ、などヘェ〜、ヘェ〜の連続。 お隣さんと、クラリネット、上手いですね、なんておしゃべり。
ところで「ハバネラ」ってなんですか? もしかして唐辛子って意味で? とお隣さんに聞いたら、唐辛子はハバネロ、で、ハバネラはと、おもむろに電子辞書を取り出し・・キューバの2拍子のダンスだって、と。 唐辛子には大爆笑されてしまいました。
それにしても、今日の空調のうるささは凄まじかったです。 こんなにうるさかったこと、今までなかったのですけれどねぇ・・・・コロナウィルス予防????
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新国立劇場オペラ研修所 オペラ試演会
イオランタ チャイコフスキー作曲
演出・美術: ヤニス・ヤッコス
指揮: 鈴木恵里奈
ピアノ: 高田絢子・原田園美
レネ王: 松中哲平
ロベルト: 野町知弘
ボデモン: 濱松孝行
エブン=ハキヤ: 森翔梧
イオランタ: 和田悠花
マルタ: 一條翠葉
ベルトラン: 程音聡
ブリギッタ: 斉藤真歩
ラウラ: 小野綾香
小劇場の2台ピアノによるオペラ公演、「イオランタ」 なかなか面白かった。
関係ないけれど ANAがスカラシップ出しているのを発見。 へ〜〜。
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プーランク作曲 「カルメル会修道女の対話」
指揮: ヤニック・ネゼ=セガン
演出: ジョン・デクスター
出演: ブランシュ・ド・ラ・フォルシュ:イザベル・レナード
修道院長:カリタ・マッティラ
新修道院長:エイドリアン・ピエチョンカ
コンスタンス:エリン・モーリー
このオペラを聴くと、今までプーランクの音楽の明るい部分だけを聴いてきたように思います。 暗く重いオペラの内容が音楽と主に心に入り込んできます。 引きずり込まれるような感動を覚え、思わず落涙。久しぶりに感動のオペラでした。 それにしてもカリタ・マッティラの老け役、もに凄い迫力です。
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指揮: カーステン・ヤヌシュク
演出: グリシャ・アサガロフ
合唱: 新国立劇場合唱団
管弦楽: 東京フィルハーモニー交響楽団
チェンバロ: 小埜寺 美樹
ドン・ジョヴァンニ: ニコラ・ウリヴィエーリ
騎士長: 妻屋秀和
レポレッロ: ジョヴァンニ・フルラネット
ドンナ・アンナ: マリゴーナ・ケルケジ
ドン・オッタヴィオ: ファン・フランシスコ・ガテル
ドンナ・エルヴィーラ: 脇園 彩
マゼット: 久保和範
ツェルリーナ: 九嶋香奈枝
この演出は何回目? 2、3回見た記憶があります。 日本人キャスト、妻屋さん、脇園さんとても良かった。
今回の問題は・・・香害、柔軟剤の臭い・・・逃げ場がありません。 ちょっと頭がクラクラ。マスクは必需品ですね。
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指揮: 沼尻竜典
演出: 粟国 淳
管弦楽: 東京フィルハーモニー交響楽団
「フィレンツェの悲劇」
グィード・バルディ: ヴゼヴォロド・グリヴノフ
シモーネ: セルゲイ’レイフェルクス
ビアンカ: 斎藤純子
「ジャンニ・スキッキ」
ジャンニ・スキッキ: カルロス・アルバレス
ラウレッタ: 砂川涼子
ツィータ: 寺谷千枝子
リヌッチョ: 村上敏明
ネッラ: 針生美智子
ゲラルディーノ: 吉原圭子
ベット・ディ・シーニャ: 志村文彦
シモーネ: 大塚博章
マルコ: 吉川健一
チェスカ: 中島郁子
スピネッロッチョ先生: 鹿野由之
アマンティオ・ディ・ニコーラオ: 大久保光哉
ピネッリーノ: 松中哲平
グッチョ: 水野秀樹
ブォーゾ: 有岡蔵人
ラウレッタの砂川涼子さん、素晴らしい。 次の出演は・・・あれれれれれ トッーランドット、7月の21日だけ・・・残念です。
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「さまよえるオランダ人」
指揮: ダーヴィト・アフカム
オランダ人(バス・バリトン): ブリン・ターフェル
ダーラント(バス): イェンス=エリック・オースボー
ゼンタ(ソプラノ): リカルダ・メルベート
エリック(テノール): ペーター・ザイフェルト
マリー(メゾ・ソプラノ): アウラ・ ツワロフスカ
舵手(テノール): コスミン・イフリム
管弦楽: NHK交響楽団
合唱: 東京オペラシンガーズ
合唱指揮: トーマス・ラング
毎回思うこと、チケットを2日分取っておけばよかった、と。
オケはN響、コンマスはキュッヒルさん。
今回のキャスト、それぞれ素晴らしい。あの文化会館の大ホールに声が響き渡ります。 ゼンタとオランダ人が手を取り合って舞台袖に入って行くときには思わず涙が・・。
・・・やっぱりいらないな、後ろの映像。・・
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ニコ・ミューリー 《マーニー》
指揮: ロバート・スパーノ
演出: マイケル・メイヤー
マーニー: イザベル・レナード
マーク・ラトランド: クリストファー。モルトマン
テリー・ラトランド: イェスティン・ディヴィーズ
ラトランド夫人: ジャニス?ケリー
マーニーの母: デニース・クレイヴス
イザベル・レナードがまるでバービー人形のようで、ファッションを見ているだけで楽しくなります。 歌が上手くて、美人で、スタイルが良くて・・ため息です。 それにしても歌うだけでなく、演技力も必要とされるミステリー小説のオペラ化なんてよく考えるものです。 流石『MET』ということでしょうか。
次回は 「椿姫」です。
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マスネ <サンドリヨン>(シンデレラ)
指揮: ベルトラン・ド・ビリー
演出: ロラン・ペリー
サンドリヨン/リュセット: ジョイス・ディドナート(メゾソプラノ)
シャルマン王子: アリス・クート(メゾソプラノ)
妖精: キャスリーン・キム(ソプラノ)
ド・ラ・アルティエール夫人: ステファニー・ブライズ(メゾソプラノ)
パンドルフ: ロラン・ナウリ(バスバリトン)
ライブビューイング、最後の作品です。 この<サンドリヨン> METでは初めての上演だそうです。 何故かって? チェネレントラ(シンデレラ)があったからでしょ。の会話には笑ってしまいました。
衣装も演出もおしゃれ。コミカルな演技に素晴らしいアリア。 今度は是非、舞台で観てみたいものです。
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オペラ『フィデリオ』
作曲: L.V.ベートーヴェン
指揮: 飯守泰次郎
演出: カタリーナ・ワーグナー
ドラマツルグ(演劇やオペラの台本に関わる検証、アレンジ、執筆等をおこなう仕事):ダニエル・ウェーバー
美術: マルク・レーラー
衣装: トーマス・カイザー
証明: クリスティアン・ケメトミュラー
ドン・フェルナンド(大臣): 黒田 博
ドン・ピツァロ(監獄所長): ミヒャエル・クプファー=ラデツキー
フロレスタン: ステファン・グールド
レオノーレ(フィデリオ):リカルダ・メルベート
ロッコ(看守): 妻屋秀和
マルツェリーネ(ロッコの娘): 石橋栄実
ジャキーノ(門番): 鈴木 准
囚人1: 片寄純也
囚人2: 大沼 徹
何かと話題のオペラ「フィデリオ」。 演出はワグナーの曽孫 カタリーナ・ワグナーです。
今回は、チョン・ミョンフン指揮、東フィルの時と違って、序曲 レオノーレ第3番が2幕の途中で挿入されていて、ピツァロがレオノーレを刺した後、地下牢の入り口をブロックで塞ぎ出られないようにするという場面になっています。 思わず「アイーダ」と同じ? って心の中でチャチャを入れていました。
それにしても、複雑なストーリーです。 しかも、舞台が暗く3層に分けられた構造だとよく見えません。
1階のS席ならよく見えたのでしょうが、後ろの席では何が起こっているのか、このストーリでは想像力を駆使しても無理なのでは、と思ってしまいます。 オケもちょっと気が緩んでいたのか後半は持ち直しましたが、前半はミスが目立ち、いつもの東響らしくありませんでした。 もう少し見やすい舞台にはならないのかしら、と。
とりあえず、フーン、へ〜〜、ウソ〜〜 ホント?、ハッハッハ てな感じでしょうか。