窓辺の風景 


舞姫と牧神たちの午後 2021 @ 新国立劇場 3月27日 
03/28/2021, 2:06 pm
Filed under: バレエ

「舞姫と牧神たちの午後 2021」 

Danae

【出演】木村優里&渡邊峻郁
【振付】貝川鐵夫
【音楽】ヨハン・セバスティアン・バッハ

かそけし

【出演】酒井はな&森山未來

【演出・振付】島地保武

【音楽・演奏】藤元高輝(gt.)

Butterfly

【出演】五月女遥&渡邊拓朗 
【構成・演出】平山素子

【振付】平山素子&中川 賢
【音楽】マイケル・ナイマン、落合敏行

極地の空

【出演・振付】加賀谷 香&吉﨑裕哉

【音楽・演奏】坂出雅海

Let’s Do It!

【出演・振付】山田うん&川合ロン

【音楽】ルイ・アームストロング ほか

「A Picture of You Falling」より

【出演】湯浅永麻&小㞍健太
【振付】クリスタル・パイト
【音楽】オーウェン・ベルトン

新国立小劇場。 「Butterfly」はダブルキャスト。 今日、明日のソワレは 池田理沙子&奥村康祐です。両方観たかったのですが、今回は 五月女遥&渡邊拓朗 の出演です。 この平山素子・中川賢の振り付け・構成演出はなかなか楽しめました。  

今回の私の一押しは 「Let’s Do It!」。  山田うん&川合ロン の作品です。とても楽しめました。 Let’s Do It!の言葉の響き。サッチモのあの「だみ声」とあった踊り。 

Let’s Do It , Let’s Fall in Love    素敵でした。



能 企画公演 復興と文化 @ 能楽堂 3月26日
03/27/2021, 11:07 am
Filed under: 能・狂言

復興と文化

新作狂言  維盛(これもり) 昭和60年茂山狂言会初演

復興能 名取ノ老女

 狂言は 平家の落人三位の中将維盛のお話。  源氏の世の中になって、平家の落人の追求が始まります。  そんな中、維盛が立ち寄った茶屋で、戰のために愛する妻子と別れなければならなかったことなどを語り、家族を失い家を焼かれた茶屋の主人共々、戦争を憎むお話を狂言にしたものです。

 最近何故か「平家」づいています。  熊谷陣屋は一ノ谷の合戦の時、源氏方の熊谷次郎直実が自分の息子を殺し、平敦盛を助ける話です。 まずここで平敦盛。  「子午線の祀り」はまさしく平家の物語。 知盛のお話です。  こうなると今年は「平家物語」を読むことに・・・わかりません。

「名取ノ老女」

 今日はすごい風、コロナ予防で開け放してあると思われる鏡の間、揚幕は大きく煽られています。 その揚幕の向こうからは、笛だけでなく鼓の音も聞こえてきます。

 名取ノ老女は女性能楽師 鵜沢久氏です。  名取ノ老女が法楽の舞を踊ると護法善神が現れますが、この護法善神が若い。まぁ見事な青年でした。

東北にまで熊野信仰が広まっていたのか、と驚いてしまいします。 中世の人たちの行動半径は結構広かったようです。 

東日本大震災の鎮魂を込めて復曲された「名取の老女」、老女の他に孫娘の登場でいろいろなものの継承を表しているのでしょうか。   

 来月は女性能楽師の公演がありますが、どんどん女性が活躍して欲しいものです。 



能・定例公演 @ 能楽堂 3月19日
03/21/2021, 11:32 pm
Filed under:

いつものようにギリギリに能楽堂に飛び込むと、あら、なんかおかしい。 だぁれもロビーにいないというかいつもの係の人たちもあっちを向いている。 兎にも角にもと会場に入ると、れれっ何故??「狂言」はどこにいった、とここで気づきました。 開演が1時間早くなっていたのです。 あちゃと思ったものの もう「景清のむすめ」まで登場。何回もチケットは確認で見たのですが、思い込みは恐ろしいです。 金曜日は”6時半”が刷り込まれていたのです。 コンサートは時間が早くなることがないので、なおさら気づかなかったのでしょうけれど。つくづくと「脳」は思い込むことを痛感。

能 観世流 景清

悪七兵衛景清の屋島の戦いを表す様は、それまで落ちぶれた老人だったのが一変します。そして、娘、人丸との見えない目で追っている別れ。 本当はどんな人だったのでしょうね。 

歌舞伎・文楽いろいろな場面で「景清」の名前はよく聞きます。 景清、と聞くとつい思い出してしまうのが「阿古屋」です。 「阿古屋」が責められるのも景清の行方を知っているかどうかです。このことを玉三郎が話していましたっけ。 



ワルキューレ @ 新国立劇場 3月17日
03/18/2021, 11:29 pm
Filed under: オペラ

コロナ禍の中、新国立劇場は頑張っています。 今回もワルキューレ開催です。 

今年のワグナー祭り 「タンホイザー」「ワルキューレ」「パルジファル」 の2番目までは無事漕ぎ着けました。

指揮:大野和士

原演出:ゲッツ・フリードリヒ

美術・衣装:ゴットフリート・ピルツ

照明:キンモ・ルスケラ

再演演出:澤田康子

舞台監督:村田健輔

管弦楽 : 東京交響楽団

ジークムント:村上敏明(第1幕)、秋谷直之(第2幕)

フンディング:長谷川 顯

ヴォータン:ミヒャエル・クプファー=ラデツキー

ジークリンデ:小林厚子

ブリュンヒルデ:池田香織

フリッカ:藤村実穂子

ゲルヒルデ:佐藤路子

オルトリンデ:増田 のり子

ヴァルトラウテ:増田弥生

シュヴェルトライテ:中島郁子

ヘルムヴィーゲ:平井香織

ジークルーネ:小泉詠子

グリムゲルデ:金子美香

ロスヴァイセ:田村 由貴絵

今回は 大野和士さんがyoutubeで説明していますが アッバス版という オケは多少の縮小サイズになっているようですが、ほとんど気になりませんでした。 というかこれで十分だったかも。  

それにしてもジークムントを二人で分けるというのはよく考えたものです。 歌舞伎の通し狂言だと、あれ、さっきの義経と違うよね、あれ力弥も顔が違う・・・なんてこともよくありますけど。

ただ一人、予定通りは藤村実穂子さん。 もう慣れている「フリッカ」見事でした。 ブリュンヒンデ、池田香織さんも素晴らしかった。 今回はとても気合が入っていたので4時間が短く感じるほど。さぁ、残すところは「パルジファル」。 神に祈るしかありません。



時今也桔梗旗揚 @ 国立劇場 3月16日
03/18/2021, 4:19 pm
Filed under: 文楽・歌舞伎

入門歌舞伎の”明智光秀”

片岡亀蔵

鶴屋南北 作

中村吉右衛門 監修

時今也桔梗旗揚

武智光秀 尾上菊之助

小田春水 坂東彦三郎

秀光妻皐月 中村梅枝

森蘭丸 中村萬太郎

光秀妹桔梗 坂東新伍

森力丸 中村鷹之資

山口玄蕃 中村吉之丞

住職日和上人 片岡亀蔵

連歌師宇野丈巴 河原崎権十郎

安田作兵衛 中村又五郎

国立劇場の前のお庭の黒侘助や雪柳は満開、桜もちらほらと咲き始めていました。 あと一週間もすれば桜も満開でしょう。 

最初に亀蔵の”明智光秀”入門があるのでわかりやすいです。 明智の「水色桔梗の家紋」の話を聞いて、あの当時の染物の草木染めで水色って何で染めたのかしら、と帰ってから調べると藍の生葉で綺麗な水色が染まるようです。  確かに「藍染」に使う「藍」は発酵させてから何度も浸けて色を出すようです。

昨年3月は菊之助の「義経千本桜」上演のはずだったけ、なんて思いながらの観劇です。  今回は吉右衛門にも実際にお稽古をしてもらった、と歌舞伎公演ニュースにも書いてありましたが、花道でのちょっとした仕草、科白が吉右衛門そっくりです。  でも、私は世話物も観たいな。



三月大歌舞伎 第一部・第二部 3月6日
03/09/2021, 3:04 pm
Filed under: 文楽・歌舞伎

第二部

一谷嫩軍記

熊谷陣屋

河竹黙阿弥 作

雪暮夜入谷畦道(ゆきのゆうべいりやのあぜみち)

直侍

仁左衛門の直実。 あまりの迫力にもう一度観なければとチケットを探し始めました。自分自身に語っている「一六年は一昔。あぁ、夢だ・・・」に 思わずもらい泣きを。 仁左衛門の隈取の下の表情・眼力の底の心理描写、何をとっても素晴らしい。 

後半は打って変わって「直侍」。 この二つの演目、もしかして「直」繋がり???なんて思いながら、菊五郎の直侍。 おそばの食べ方も「江戸」を感じさせます。 そしてこのところ立役の多い東蔵の按摩丈賀。 急に歌舞伎座の周囲まで江戸にタイムスリップしたような不思議な感覚を覚え楽しみました。

第三部

楼門五三桐

吉右衛門の「五右衛門」 ”絶景かな、絶景かな・・”と吉右衛門のセリフから始まり 幕切れの見得は欄干に片足乗せての甥の松本幸四郎との掛け合い。 大播磨の貫禄です。

最後は玉三郎の「隅田川」  Bプロも観たいと思いつつ、今回は悲しみを抑え込んだ美しい玉三郎の”班女”。