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今年最初の能楽堂。 入り口には大きな松飾り。 もちろん舞台にはしめ縄が飾ってあります。前回からほんの一週間ですが、なんとなくとても時間が経ったような気がします。
素謡・観世流
神歌
翁 角寛次郎
千歳 角 幸二郎
「とうとうたらりたらりら たらりあがりららりとう」 えっなぁに?これって? と思いながら聴くも、お声の良さに惹きつけられます。 最後は「万歳楽・万歳楽・万歳楽」ーめでたしめでたしーなのでしょう。
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とりあえず、またコロナで休館なんてならないうちに早く行っておかなければ、とルドン・ロートレック展へ。 ふと、初めてルドンの名前を知った時を思い出しました。 「山種美術館」のカレンダーです。 普段、山種美術館のカレンダーは日本画のことが多かったのですが、その時洋画のシリーズだったのです。 カレンダーを見て、最初に「変な名前」と思った記憶があります。その絵の色彩がとても綺麗だったのも印象に残りました。
今回は、岐阜県立美術館との共同企画です。 ルドンは色彩の豊かな絵ばかりでなく、石版画の「黒」、これは前回のルドン展の時に驚きました。カレンダーで見た限り、想像がつかなかってのです。
音声ガイドは無料。 ちょっと得した気分です。ロートレックの「アリスティド・ブリュアン」って歌手だったなんて知りませんでした。 三菱一号美術館はロートレック、ヴァロットンなどの作品をだいぶ購入したようなので今回も「お披露目」多数でした。 興味深かったのは岐阜県立美術館所蔵の山本 芳翠・黒田 清輝・藤島 武二・浅井 忠・青木 繁・木村 荘八 などの日本人画家の作品です。特に山本 芳翠の「浦島」。 同時代の日本人画家の作品と見比べるのも面白いものでした。
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あけましておめでとうございます。
今年の標語 「先手必勝」 ですので、会期ギリギリに展覧会に飛び込まないようにと、早め早めに観に行くことに。 これって先手必勝? 最近はコロナで人数制限もあり、会期終了直前も予約が取れれば普段ほどは混んではいません。 ただ、ぼーっとしていると人数制限で反対に入場できなかったりしますけれど。
ビュッフェ展、思っていたより大作が多く、見応えがあります。 静岡にあるベルナール・ビュッフェ美術館所蔵のものが多く展示されていました。 一体誰がこんなにコレクションしたの?と調べると、なんとあのスルガ銀行の三代目頭取だった岡野喜一郎のコレクション。 これだけの作品を集めるのは大したものです。
若い時の作品をみると早熟なのがよくわかります。 そして黒とグレーだけの世界から、明るい色の世界に変わっていく様。 展示してあるサガンの文庫本の表紙の絵は確かに記憶にあります。なんとなく昔を思い出し懐かしくさえ思えてきました。 機会があったら、静岡のビュッフェ美術館にも行ってみたいものです。