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べートーヴェン生誕250年記念 で急遽決まったB.C.Jの第九演奏会。 今年は珍しく2回目の第九です。
指揮:鈴木雅明
オルガン:鈴木優人
ソプラノ:森 麻季
アルト:林 美智子
テノール: 櫻田 亮
バス:加耒 徹
合唱&管弦楽:バッハ・コレギウム・ジャパン
J.S.バッハ:パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582(オルガン独奏)
ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 op.125《合唱付き》
オルガン独奏で始まったコンサート、今年あった色々なことが思い出されます。
ピリオド楽器で演奏される第九。楽器のアンサンブルが違って聴こえ、今までは聴き取れなかった旋律が聴こえてきます。 第九の不気味な出だしや、3楽章が教会のミサの響きに聴こえたり耳がダンボ状態。そして4楽章。加耒さんのバリトンがあのオペラシティに響き渡ると、思わず落涙。ついつい合唱を歌いたくなってしまい、マスクの下で東響と時と同様、口パクでした。
さぁ、今年のコンサート納めです。 中止・延期になったコンサートも多々ありました。 来年がどうなるかまだわかりませんが、コンサート、お芝居、美術展早く今まで通りになって欲しいものです。
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本年最後の能楽堂です。 お庭は植木屋さんの植栽後のようで、さっぱりと、というか萩の枝もほとんどの下草も根本から綺麗さっぱりと剪定されていました。 いつもこんなに切ってしまうのでしたっけ? まぁ、春には新しい芽が出てくることでしょう。 どのくらい変わるのかも楽しみです。
狂言・大蔵流
米市
シテ/男 山本東次郎
アド/有徳人 山本泰太郎
能・宝生流
鞍馬天狗 天狗揃
前シテ/山伏 後シテ/大天狗 宝生和英
子方/牛若 水上 嘉
お元気な東次郎さんが 重そうにお米を担いだお姿。それに打掛を羽織りなんともユーモラスです。
「鞍馬天狗」子方の牛若丸。 そして舞台に白い髪の大天狗と赤い髪の七人の天狗。 およそ18畳の空間がとても狭く感じられます。 手に持っている羽も豪華ですし、天狗の衣装は派手で観ていても楽しいです。 今年もどうにか無事に年を越せますように、と天狗に頼みたくなってしまいます。
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指揮:秋山和義
ソプラノ:森野美咲
メゾソプラノ:鳥木弥生
テノール:小原啓楼
バリトン:大山大輔
合唱:新国立劇場合唱団
合唱指導:河原哲也
コンサートマスター:水谷 晃
ベートーヴェン:「エグモント」序曲 作品84
ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調 作品125 「合唱付き」
エグモントの最初の音、ファ〜〜〜〜 オーケストラのツォッティ。 ホールに気持ちよく響き渡ります。 秋山さん お元気です。 そして「第九」。 第九を聴くのは久しぶりなので、昔 「deine zauber」を「ダイネー ツァウベル」 と歌っていたのを、新国立劇場合唱団が 「ダイネ ツァウバー」 と歌うのが新鮮でした。 合唱が始まると、つい口ずさんでしまいます。 また、歌ってみたいなと。
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狂言・大蔵流
猿婿
能・金春流
舎利
狂言は、なんと沢山の猿が猿語で会話をする、という楽しいもの。面白いことを考えるものです。 映画でも「猿の惑星」があるように、人間に近いからこんなお話が組みたてられるのでしょう。
お能は、足の速い鬼、足疾鬼(そくしっき)と足の速い仏、韋駄天との追いかけっこのお話。そうか、韋駄天は仏様だったんだ、と。「天」ですものね。佛様を守る神様でした。舞台に置かれた一畳台はある時は祭壇、そして舎利殿、さらに天井世界をも表します。ほんと、お能を観るときは頭を柔軟にしないとついていけません。それが面白いのですけどね。