窓辺の風景 


企画公演◎素の魅力@国立能楽堂 9月25日
09/27/2020, 11:47 pm
Filed under: 能・狂言
脇語
「摂待」
小舞・大蔵流
「住吉」
仕舞・金春流
「遊行柳」 クセ
袴能・喜多流
「忠度」

とにかく「能」のこと、わからないことばかり。 でも、それが面白いの
かもしれません。 
仕舞は観たことがありますが、脇語・小舞・袴能、全く初めてです。  
よくはわからないにしても、「住吉」の山本東次郎、「忠度」の友枝昭世
なんて方々の舞台を見ることができたのは幸せなことなのだろう
と思います。 あのお年にして、あの動き。信じられません。 

朝敵であったために勅撰和歌集に歌が採られない忠度。でも俊成の温情で
「よみ人しらず」として千載和歌集に入れられた無念を能にするなんて。 
古今和歌集の「仮名序」には書かなかったことを「真名序」に書いて
紀貫之らが後世に何かを残したかったように、あの時代の「和歌」って
すごい力を持っていたのだと再確認。


J.S.バッハ《ミサ曲 ロ短調》BWV232@オペラシティ 9月20日
09/24/2020, 6:33 pm
Filed under: コンサート

コロナ禍が少し収束に向かい始め、少しずつ元どおりの生活。 1週間あっちへこっちへ。 連日のオペラシティに心も弾みます。

バッハ・コレギウム・ジャパンの「三大宗教曲を聴くⅡ」マタイ受難曲に続いてのミサ曲 ロ短調。 市松模様に座席は満席です。 

澤江衣里(ソプラノⅠ)                           松井亜希(ソプラノⅡ)                           布施奈緒子(アルト)                            西村 悟(テノール)                            加耒 徹(バス)                              バッハ・コレギウム・ジャパン(合唱と管弦楽)                鈴木優人(指揮)

コレギウム・ジャパンのコンサートは古楽器を聴くことができてとても楽しい。コルノ・ダ・カッチャの独奏は最高でした。 一体どうやって音程を作っているのでしょうか、ただの「丸まってる管」だけなのに。                  テノールの西村さんをはじめ素晴らしい演奏でした

訳はラテン語と日本語が紐づけられていてとてもわかりやすい。 そっか、「ドナ・ノービス・パーチェム」って「われらに平安を与えたまえ」だったんだ、と聖歌のメロディまで浮かんできてしまいました。

素敵な日曜日の午後の贈り物でした。次回のヨハネ受難曲も楽しみです。



藤田真央ピアノリサイタル@オペラシティ 9月19日
09/24/2020, 10:46 am
Filed under: コンサート

モーツァルト:ピアノ・ソナタ第7番 ハ長調 K.309

チャイコフスキー:ロマンス へ短調 Op.5

チャイコフスキー:ドゥムカ ハ短調ーロシアの農村風景ーOp.59

アルカン:「単調による12の練習曲」から”イソップの饗宴” ホ短調Op.39-12

ショパン:幻想曲 へ短調 Op.49

ショパン:ポロネーズ 第7番 変イ長調「幻想」Op.61

ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ ト長調

ラヴェル:ラ・ヴァルス

アンコール

クライスラー(ラフマニノフ編):愛の悲しみ
ショパン:ノクターン 第10番 変イ長調 op.32-2

ここのところ、「題名のない音楽会」によく登場している藤田真央くんのリサイタル。

ピアノはスタインウエィ。 前回の東フィルの伊藤恵さんのピアノコンチェルトの時と同じピアノのようです。 なんとなくまだ耳がコンサートホールに慣れてていません。  

モーツアルトの音の粒にはびっくり仰天。 本人もテレビで「なんでそんなに明るい音なの」って言われるけれど・・なんて話していたことがあったけれど、本当に明るい透明感のある音です。アルカンの曲は初めて聴きました、最初がなんとなく「不屈の民」に似ているような感じが、否、「不屈の民」が似ているのですよね。年代としては。

「ロマンス」と合わせたチャイコフスキーの「ドゥムカ、作品5と作品59。20年余り年代が違うところも聴いていて楽しいところです。  後半のショパン2曲に続いてラヴェル2曲。 モーツアルトとラヴェルでは弾いている姿勢が全く変わったのに思わずへぇー、でした。 最後のヴァルスは全くオーケストラに負けない響き。 あっという間の2時間、真央くんの音楽に吸い込まれたひと時でした。

それにしても不思議な座席の売り方で 並び2席は売ってその隣2席空席。何故1席おきではないの?と。カップル席でもあるまいし。 自主的に席を移動して空けてくれということなのでしょうか。



歌舞伎座 第一部・第二部 9月10日
09/10/2020, 4:55 pm
Filed under: 文楽・歌舞伎

第一部

寿曽我対面

   工藤館の場

慌てて家を飛び出てきたら、都美術館の時同様ストールを忘れてしまいあちゃ。やはり前の日に準備をしなければ、と。私の人生「準備」この言葉一体何度思ったことか。千、二千、いや、万の位か。

曽我五郎・十郎は松緑と錦之助。 松緑の体のキレ、何しろ美しい。 あっという間に終わってしまったが満足。 ただ、お客の数はまだ少ないですね。勿体無い。

第二部

色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ)

   かさね

猿之助のかさね。 与右衛門は幸四郎。 捕手の隼人と鷹之質は立ち回りの時には黒いマスクを不自然なく着用。 

猿之助・幸四郎共々とてもいい。 猿之助は顔の表情も巧みだし、幸四郎は線の細さがなくなって貫禄が出てきた。 これまた1時間弱のあっという間。 一、二部観てもなんか物足りないまま帰宅。