Filed under: オペラ
指揮: キリル・ペトレンコ
演出: ロメオ・カステルッチ
振付: シンディー・ヴァン・アッカー
領主ヘルマン: ゲオルク・ツェッペンフェルト
タンホイザー: クラウス・フロリアン・フォークト
ヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハ: マティアス・ゲルネ
ヴァルター・フォン・フォーゲルヴァイデ: ディーン・パワー
ビッテロルフ: ペーター・ロベルト
ハインリッヒ・デア・シュライバー: ウルリッヒ・レス
ラインマル・フォン・ツヴァーター: ラルフ・ルーカス
エリザベート 領主の姪: アンネって・ダッシュ
ヴェーヌス: エレーナ・パンクラトヴァ
バイエルン国立管弦楽団
バイエルン国立歌劇場合唱団
待ちに待った「タンホイザー」 今年もフォークトさんに会うことができました。
柔らかなホルンの音が響き始めます。 あ〜ぁ 始まった・・ と思うとともに
こんな柔らかい音がこのホールに響くことってあったっけ、と。
ロメオ・カステルッチの演出は驚きでした。 第1幕では何十人ものダンサーが弓矢を持って登場。 うまく命中させるものです。
そして、ヴェーヌスベルグでは肉布団を着た人たちが・・思わず、かつての「ローエングリン」のネズミを思い出してしまい、うっ、まずいかな、 と。
最後、ロメオ・カステルッチの演出は身体の衰退、腐敗、そしてタンホイザーとエリザバートは一つに。 頭をよぎったのは 小野小町九相図。
そう、最後はみんな・・・と変な納得もプラスされたタンホイザーでした。
やっぱり、来年のローエングリンローエングリンのフォークトさんを期待してしまう私です。
Filed under: Uncategorized
指揮: チョン・ミョンフン
ピアノ: イム・ジュヒ
コンサートマスター: 三浦章弘
ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 op.37
ベートーヴェン: 交響曲第3番 変ホ長調 op.55 『英雄』
お隣さんも、そのお隣さんも私より先に席についていらっしゃいました。
あれ、今日は「復活」ではなかったのですね、なんて話からです。
”ホール改装はサントリーだけでしょ。” ”確かに”
ベートーヴェン、「ダブル3番」の語呂合わせ、ではなく、同じ1803年に「英雄的様式」を確立した作品・と解説されています。
でも、「語呂合わせ」っぽいですよね。
今日のソリストはなんと2000年10月生まれ、ってことはまだ、16歳。「おそるべし」です。
スレンダーでも、体格はいいしそれに何より手が大きそう。
指もよく回っているし、音色も良いし、チョ・ソンジンと同じ先生についているとのこと。 将来が楽しみです。
アンコールは お隣さんと、これって、トリッチ・トラッチ・ポルカだけれど、誰の編曲ですか? で、帰りに見たらジョルジュ・シフラ 編 と。
二人で大きく頷いて、”あのリスト弾きだ!”
後半は3番、「英雄」 ベートーヴェンベートーヴェンの夜でした。
Filed under: 文楽・歌舞伎
一、ひらかな盛衰記
逆櫓
二、再桜遇清水(さいかいざくらみそめのきよみず)
吉右衛門の「逆櫓」、もっと観ていた気になっていましたが、前回は10年前。 秀山祭 第1回だったようです。 「10年ひと昔」ですね。
今回の逆櫓、子役を使っての海上での逆櫓の稽古。 「陣門・組討」でも使われる「遠見」、 見ていてとても楽しいです。
「樋口次郎兼光」吉右衛門がさらに一回り大きく見えます。
う〜〜ん「いい男!!」
Filed under: コンサート
指揮: パーヴォ・ヤルヴィイ
ゲスト・コンサートマスター: ロレンツ・ナストゥリか・ヘルシェゴヴィチ
ショスタコーヴィッチ 交響曲 第7番 ハ長調 作品60
「レニングラード」
トゥッティで、1楽章が始まり、ファーソッファドッドッ、ソーラーソッソッ・・キタキタと思ったところまでは覚えているのですが、その後すぐに爆睡。
目覚めたら、2楽章が始まり、またZZZZZZ で、3楽章ZZZZZZZ, あっという間に4楽章が終わりました。 久しぶりのZZZZZ ・・・・参りました。
Filed under: Uncategorized
玉藻前曦袂
清水寺の段
道春館の段
神泉苑の段
廊下の段
訴訟の段
祈りの段
化粧殺生石
兎にも角にも、待ち望むのは「勘十郎」でした。
一昨年、国立文楽劇場の公演の再演です。
第1部とガラリと違い、人形を使う技芸員は黒の紋付。 もちろん、大夫、三味線も黒の紋付に裃。
「廊下の段」で登場した勘十郎、銀鼠色の着物に銀色の裃。 思わず、なぜか「オ〜〜〜〜」
妖怪が乗り移った「玉藻前」は頭に仕掛けがしてあって、狐憑きになったり戻ったり。 なかなかの仕掛けです。
初めて観る「七化け」、ここと思えばまたあちら。 ア〜ァ 楽しかった。
Filed under: 文楽・歌舞伎
一、彦山権現誓の助劔
毛谷村
二、仮名手本忠臣蔵
道行旅路の嫁入
三、河竹黙阿弥作
極付 幡随長兵衛
「公平法問諍」
「秀山祭」今年で10回目だそうです。 吉右衛門、「100歳まで続けたい、」とは頼もしい限り。 それに最近、吉右衛門、どんどん若返っていくように思えます。
やはり、極め付けは「極付」「幡随長兵衛」。
”人は一代、名は末代・・・” カッコイイ!!!
Filed under: コンサート
ハイドン:オラトリオ <天地創造>
指揮: 大野和士
ソプラノ: 林 正子
テノール: 吉田浩之
バリトン: ディートリヒ・ヘンシェル
合唱: スエーデン放送合唱団
合唱指揮: ペーター・ダイクストラ
コンサートマスター: 矢部達哉
昔々の大昔、小澤征爾の指揮で、天地創造を歌ったことがあります。 合唱団の人数が足りないので暇な人は助っ人を・・ということで。 でも、怠け者の私のこと、練習に出たのは半分くらい、今もって、旋律の一つも思い出せません。
今回改めて聴いた「天地創造」もちろん、オケ、ソリスト、合唱、共に素晴らしいものでしたが、それよりも「天地創造」という曲の素晴らしさに感動です。
解説によると、「『オラトリト』という音楽ジャンルは、つまり公式な礼拝で演奏される典礼音楽(<ミサ曲>など)とは別の、非公式な色合いを帯びた器楽伴奏付きの声楽曲」から始まったものだそうな。 知りませんでした。 だからミサ曲などと違って、楽しく聴くことができるのでしょうか。 それにしても、芸劇って響きすぎませんかしら。
・・・天地創造って英語では「The Creation」なんですね。そっか、The が付いてCが大文字だからだ、今、知った。・・・
Filed under: 文楽・歌舞伎
「生写朝顔話」
宇治川蛍狩りの段
明石浦舟別れの段
浜松小屋の段
島田宿笑い薬の段
宿屋の段
大井川の段
太夫、三味線、人形遣いと、皆、麻の着物。
いいですねぇ。 涼しそうで。
「浜松小屋の段」簑助さん登場です。
深雪、実は朝顔、じゃなくて、反対でした。 朝顔、実は深雪ですね。
あれっ、お琴は三味線が代わりに弾くのでしたっけ??
「嶋田宿笑い薬の段」
もう、勘十郎さんに乾杯!
それにしても萩の祐仙、なんておしゃれな着物なのでしょう。 着物の襟?が半分ずつ違っている。 思わず真似をしたくなります。
知らなかった、<吉田和生 人間国宝の新認定> って出てる。
勘十郎さんは来年かな。
Filed under: 文楽・歌舞伎
一、刺青奇偶
二、玉兎
三、団子売
何と言っても可愛らしかったのは、「玉兎」の勘太郎。
あの歌舞伎座の舞台に6歳で立つのは、たいしたものです。
そして、「団子売」の猿之助と勘九郎。 動きもいいし、愛嬌もあります。 若い人たちのキレの良い踊りは観ていてとても楽しくなります。